城下まち金沢周遊

城下まち金沢周遊

「城下まち金沢周遊」は、北陸鉄道が運行する金沢市内の観光地巡りに便利な路線バスです。観光客向けに、主要な観光スポットを効率よく巡れるように設計されています。

概要

1994年に運行を開始し、当初は金沢駅東口を起点に、武蔵ヶ辻や兼六園下を経由するルートでした。2011年の運行実験を経て、2014年からは右回りルートと左回りルートの2種類が運行されています。

かつては大型バスに加え、レトロなボンネットバスも導入されていました。2015年の北陸新幹線開業による観光客増加を見込み、左回りルートでは大型車両が導入されました。

現在、日中の時間帯は15分間隔で運行されており、一周約40分で金沢の主要観光地を巡ることができます。

歴史

1994年：「城下まちかなざわ周遊（バス）」として運行開始。金沢駅前を起点に、武蔵ヶ辻、瓢箪町などを経由するルートでした。
1995年：ルート変更。本町、尾張町などを経由するルートに変更されました。
1997年：朝夕のみの運行に大幅減便。富本町、新竪を経由する観光とは関係のない経路となりました。
2000年：名称を「城下まち金沢周遊」に変更。金沢三文豪（鏡花・犀星・秋声）の愛称を付けた小型ボンネットバスを導入。
2013年：土日祝のみ「逆まわりルート」の運行実験を実施。
2014年：「左回りルート」運行開始。同時に左回りルートで大型車を導入。従来の周遊は「右回りルート」となる。
2015年：金沢駅の乗り場が3番から7番に変更。ダイヤ改正。
2016年：運用する全車両を大型車に統一。
2023年：金沢市内の初乗り運賃値上げに伴い、10円値上げ。

運行路線

詳細なダイヤやルートについては、北陸鉄道の公式サイトをご確認ください。

車両

2014年の左回りルート設定時から、車両の大型化が進められています。現在は、右回りルートに赤色、左回りルートに緑色の車両が使用されることが原則となっています。2022年時点で7台が運用されています。

過去には、ボンネットタイプの三菱ふそう・ローザが運行されていました。これらの車両には、金沢ゆかりの文豪の名前が付けられ、観光客に親しまれていました。2013年には、北陸鉄道創立70周年を記念して、過去のボンネットバスが復刻され、期間限定で運行されました。

乗車券

1乗車あたり、大人210円、子供110円の均一料金です。定期券は利用できませんが、過去に発売されていた金額回数券は利用可能です。

利用可能な乗車券は以下の通りです。

現在

金沢市内1日フリー乗車券
manaca（交通系ICカード全国相互利用サービス対応）
クレジットカードのコンタクトレス決済
ICa
のりまっし金沢（スマートフォン向けのMaaSアプリ）

過去

金沢・加賀・能登ぐるりんパス
金沢・加賀・能登ぐるりんきっぷ
金沢加賀tabiwaパス

関連項目

北鉄バス

外部リンク

* 城下まち金沢周遊バス - 北陸鉄道

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