城山スズメ

城山スズメ（しろやまスズメ）

城山スズメは、南日本放送（MBC）で毎週月曜日から金曜日に放送されているラジオ番組です。この番組は、1953年10月10日のMBC開局と同時に始まり、同日から放送された『希望のリボン』とともに、日本のラジオ番組の中で最も長く続いている番組の一つです。長年にわたり地域のリスナーに親しまれてきた文化的な存在です。

番組の内容

城山スズメでは、最新のニュースや音楽、特に鹿児島県に関連する情報が中心に展開されており、リスナーからの投稿も大切にされています。テイストとしては、リクエストに基づいた音楽が一日に約10曲流れる形式となっており、公式ウェブサイトでその一覧も確認できます。かつては洋楽をあまり放送しない方針があったため、邦楽が主なプログラム内容となっていました。

番組名の「城山」は鹿児島市の名所であり、「スズメ」は「他愛もないお喋り」を象徴しています。テーマ曲には松平晃と伏見信子のデュエット「花言葉の唄」が使用されており、1970年代には佐良直美の「世界は二人のために」も用いられていました。

歴史と変遷

1970年代には、TBSの人気番組『ザ・ベストテン』において、城山スズメのリクエストランキングが鹿児島地区のデータとして使用されていました。司会の采野吉洋は、その番組内で「城山スズメのベスト10」として紹介されることもあり、地元の音楽シーンに名を馳せました。

放送時間は番組が開始した際から徐々に拡大され、1961年から1時間、1973年からはさらに2時間に拡大しました。また、日曜日の放送もありましたが、現在では月曜日から金曜日の午後に特化しています。特に2015年からは月曜日から金曜日の13:30から16:40まで放送されており、長年にわたる定番番組としての地位を確立しています。

パーソナリティと出演者

歴代のパーソナリティは、放送の初めからアナウンサーが単独で担当していましたが、年月が進むにつれて担当制が導入され、現在のように曜日ごとのパーソナリティが定まるようになりました。2005年に大規模な変更が行われ、その後も多くの著名なタレントやアナウンサーが出演しています。

現在のパーソナリティは、月曜から木曜にかけて采野吉洋と笹田美樹、金曜日は岩崎弘志と小野鼓太郎です。リスナーとの距離を大切にし、日々新たな情報や音楽の発信を続けています。

まとめ

城山スズメは、鹿児島の地域文化を反映したラジオ番組であり、地元のニュースや音楽を通じて長年にわたり親しみを持たれてきました。リスナーとの交流を大切にし、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。

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