執行佐智子

執行佐智子（しぎょう さちこ）は、1947年7月1日生まれの日本の女優です。彼女は劇団俳優座に所属しており、舞台、テレビドラマ、映画、吹き替えと幅広い分野で活躍しています。

1970年、桐朋学園演劇専攻科を第一期生として卒業。同年5月には、清水邦夫作、西木一夫演出の舞台「あなた自身のためのレッスン」でデビューを飾りました。この舞台での演技が評価され、その後、数多くの舞台作品に出演することとなります。

テレビドラマでは、1970年の「ポーラ名作劇場 / 湖笛」を皮切りに、「怪奇十三夜」、「同心部屋御用帳 江戸の旋風II」、「太陽にほえろ!」などの人気シリーズにゲスト出演。特に、1978年から1981年にかけて放送された「熱中時代」シリーズでは、若葉台小学校の教師・前田きく役を演じ、そのコミカルな演技で視聴者を魅了しました。また、「大空港」、「非情のライセンス」、「日立スペシャル / 昭和史のなかの家族 空よ海よ息子たちよ」といったドラマにも出演し、幅広い役柄をこなしています。

1980年代以降も、「ニュードキュメンタリードラマ昭和 松本清張事件にせまる」、「検事・若浦葉子」、「大江戸捜査網 平成版」、「はぐれ刑事純情派」など、数々のドラマに出演。「火曜サスペンス劇場 / 女検事・霞夕子」や「年末特別企画ドラマ / 校長がかわれば学校が変わる」など、単発ドラマにも多数出演しています。2000年代に入ってからも、「月曜ドラマスペシャル→月曜ゴールデン」枠で放送されたドラマや、「金曜プレステージ / 悪い奴ほどよく眠る」、近年では「特捜弁護士・橘竜太郎 -雪冤の旅-」など、様々なドラマで存在感を示しています。

映画では、1971年の「愛と死」や1973年の「塩狩峠」といった初期の作品から、香港映画「黑道福星」、近年では「四十九日のレシピ」、「名医死す〜感染症と闘った藤野昌言物語〜」などに出演。様々なジャンルの映画でその演技力を発揮しています。

また、吹き替えの分野では、名作映画「風と共に去りぬ」のスエレン・オハラ役を担当。さらに、近年ではOfficial髭男dismの楽曲「Chessboard」のMVにも出演するなど、その活動は多岐にわたっています。

執行佐智子は、舞台、テレビドラマ、映画、吹き替え、MV出演と、ジャンルを問わず活躍する実力派女優であり、今後も彼女の活躍から目が離せません。

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