埼玉県立杉戸高等学校

埼玉県立杉戸高等学校（さいたまけんりつすぎとこうとうがっこう）は、埼玉県北葛飾郡杉戸町清地一丁目に所在する公立の高等学校です。

教育課程と概要

本校は全日制の普通科高校として教育活動を展開しています。1年次においては、全生徒が共通の科目を履修し、基礎学力の定着と幅広い知識の習得を目指します。2年次からは、各自の興味や進路希望に応じて文系または理系を選択し、専門性を深める学習に進みます。生徒数の構成については、かつては男子生徒が女子生徒よりも多い傾向がありましたが、2025年度からの新制服導入を機に、女子生徒の割合が増加し、男女比が5割程度になる見込みです。

施設

校舎に隣接するグラウンドは比較的限られたスペースのため、テニスコートは国道4号を挟んだ向かい側に設けられています。また、野球部の練習場である第二グラウンドは、学校からやや離れた北葛飾郡杉戸町杉戸3092番地付近に位置しています。

沿革

本校は、1977年（昭和52年）に開校しました。これは、埼玉県立杉戸農業高等学校が移転した後の敷地を活用したものです。翌年の1978年（昭和53年）5月25日に開校記念式典が挙行され、この日が本校の開校記念日となりました。同年には普通教室棟などが竣工し、さらに文部大臣（当時）より昭和53年度の研究開発学校に指定されるという栄誉を受けました。1979年（昭和54年）には管理・普通教室棟や体育館、特別教室棟、格技室などが次々と完成し、学校の基盤が整えられました。その後も、自転車置き場（1980年）、生徒会館（1983年）、部室棟（1986年）、格技場やトイレ・シャワー施設（1999年）などの整備が進められました。2006年（平成18年）には管理・教室棟などに冷房が設置され、学習環境の向上が図られています。同年には創立30周年記念式典が執り行われました。近年では、2025年（令和7年）に新制服が導入される予定であり、2026年（令和8年）には創立50周年の記念式典が計画されています。

部活動

本校では、多くの生徒が部活動に積極的に参加し、文武両道の精神を実践しています。特に将棋部は全国大会での優勝経験があり、ダンス部は全国大会の常連校として知られています。また、空手道部や陸上競技部も県大会において常に上位進出し、関東大会への出場を継続するなど、輝かしい実績を上げています。

運動部には以下のクラブがあります。
陸上競技部
野球部
サッカー部
卓球部（男・女）
ソフトテニス部（男）
バドミントン部（男・女）
バレーボール部（男・女）
バスケットボール部（男・女）
硬式テニス部（男・女）
剣道部
空手道部
ダンス部

文化部には以下のクラブがあります。
吹奏楽部
将棋部
写真部
華道部
美術部
軽音楽部
英語部
茶道部
文芸部
理科部
書道部
家庭部
漫画研究部
演劇同好会

交通アクセス

本校へのアクセスは、東武鉄道の東武伊勢崎線および日光線の東武動物公園駅が最寄り駅となります。東武動物公園駅の東口からは徒歩でおよそ8分程度の距離にあり、通学に便利な立地です。

関連項目

* 埼玉県高等学校一覧

もう一度検索