埼玉県立鷲宮高等学校

埼玉県立鷲宮高等学校

埼玉県立鷲宮高等学校は、埼玉県久喜市に位置する全日制の普通科を持つ男女共学の高等学校です。本校は1978年に創立され、当初は地元の要望に応じて設立されました。公式に「鷲宮高校」として知られていますが、地域によって呼称に差があり、2011年に「鷲宮」を「わしのみや」に統一したことで、校名も改称されました。

校名の背景

学校のある地域、かつての鷲宮町は、1955年から2010年までの期間「わしみやまち」と名乗っていましたが、周辺の地名や施設では「わしのみや」と読まれており、地域における混乱がありました。このため、本校も2011年から統一された読み方を採用し、分かりやすい名称になりました。現在の生徒数は男子約380人、女子約480人で、1年生は共通科目を学び、2年生からは文系・理系に分かれます。

沿革

• - 1978年: 地元からの強い要望を受けて設立
• - 1997年: 野球場新設やテニスコート整備完了
• - 2011年: 校名を「埼玉県立鷲宮（わしのみや）高等学校」に改称。

進路状況

卒業生の進路は多様で、毎年専門学校への進学者は約35％から45％に上ります。大学進学希望者は約25％から30％、就職は約17％から18％を占めています。特に、平成18年度には77名の卒業生が大学へ、42名が短大へ、107名が専門学校へ、29名が就職を果たしています。これを見ると、多くの生徒がさらなる学問を追求していることがわかります。

施設

1997年には、野球専用のグラウンドが完成し、公立高校としては珍しい雨天の練習が可能な施設も整備されています。これに加え、3人が同時に投球練習できるブルペンも併設しており、特に野球部の活動に力を注いでいます。

クラブ活動

運動部の中で特に活気がある野球部は、1995年春に甲子園に初出場し、その後も地域では強豪として知られています。近年でも県大会で上位入賞を果たしており、秋季関東高校野球大会には3回、春季関東高校野球大会には4回出場しました。また、夏の甲子園には出場していないものの、2006年には埼玉県大会で準優勝を達成しました。さらに、学校には多様な運動部および文化部が存在し、バスケットボール部やサッカー部、陸上部、写真部、演劇部など、多岐にわたる活動に取り組んでいます。

著名な卒業生

この高校からはプロ野球選手が輩出されており、元新潟アルビレックスBCの鴨下瞬投手や、元日本ハムファイターズの高橋功一投手、さらに元阪神タイガースの西谷尚徳内野手が在籍していました。

アクセス

学校へのアクセスは、東武伊勢崎線の鷲宮駅から徒歩およそ15分です。周辺環境も良く、通学しやすい立地にあります。

鷲宮高校は、学業とクラブ活動の両方を重視しており、充実した学生生活を送ることができる学校です。

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