西谷尚徳

西谷 尚徳（にしたに ひさのり）

基本情報

• - 生年月日: 1982年5月6日
• - 出身地: 埼玉県久喜市
• - ポジション: 内野手（主に三塁手）
• - 投打: 右投左打

西谷尚徳は元プロ野球選手であり、現在は立正大学法学部の准教授として教育に従事しています。高校時代は野球部で鍛えられ、埼玉県立鷲宮高校から明治大学への進学を果たしました。大学では文学部に在籍し、スポーツ推薦で入学した後、入学早々の2001年春に打率.417を記録し、リーグ首位の打撃成績を残しました。この活躍により、ベストナインを受賞し、大学野球界で注目を集めました。

しかし、彼はその後、左目の眼底骨折と左前腕の骨折に見舞われ、大学2年と3年の成績は振るわないものでした。4年生の時、主将としてチームを牽引し、再び彼は打率4割を達成。この実績を受けて、2004年には第33回日米大学野球の代表メンバーにも選ばれるなど、復活の兆しを見せました。大学での成績は74試合出場、260打数79安打、打率.304、3本塁打、27打点というものでした。

プロ入りとキャリア

プロ入りは2004年のドラフトで、東北楽天ゴールデンイーグルスから4巡目指名を受けて入団しました。だが、2年間のプロ生活の中で、実際に出場したのは僅か16試合で、通算成績は50打数12安打、打率.240というものでした。特に2006年には3塁手として一軍に昇格し、初めてのヒーローインタビューを受ける活躍を見せました。

その後、彼は右肘を手術し、1年間のリハビリを経て2008年にイースタン・リーグで打率.342を記録しましたが、一軍出場には至りませんでした。2009年に久々に一軍登録され、先制のセーフティースクイズを決めて3打点を挙げたことで再注目を浴びましたが、その後は出場機会に恵まれず、11月に戦力外通告を受けました。その後、阪神タイガースに育成選手として入団するも、再び戦力外となり、選手生活を終えることとなりました。

引退後の活動

引退後は教育の分野へと進路を移し、多摩大聖ケ丘高校で国語の教諭として働き、同時に中学校の野球部のコーチを務めました。さらに、明星大学大学院で修士課程を修了し、明星大学で文書作成の授業を担当しました。2013年からは立正大学にて講師として教壇に立ち、2018年4月には法学部の准教授に就任しました。

人物と特徴

西谷は俊足を活かした内野手で、器用に小技を使いこなす一方、守備の際に捕球や送球に難があるものの、その守備範囲は広いとされていました。勤務する立正大学では学生の夢や目標に関する講話を行うなど、教育者としても積極的です。また、彼は野球選手としての活動と教育者としての活動を両立させており、常に学び続ける姿勢が評価されています。

西谷は高校の指導者としてよりも、教育者としての道を志向しているため、選手時代の指導資格の研修受講を行わない考えを持っていました。最近では、野球界から教育界への流れが進んでいますが、西谷自身は純粋に教壇に立つことを望んでいます。

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