埼玉県道213号曲本さいたま線

埼玉県道213号曲本さいたま線は、さいたま市南区の曲本交差点を起点とし、同市浦和区の浦和駅西口交差点に至る、全長約Xkmの一般県道です。

路線の特徴

この県道は、地域住民からは「田島通り」や「旧中山道」といった愛称で親しまれています。特に、沼影交差点から白幡坂上交差点までの区間は田島通りと呼ばれ、地域の主要な生活道路としての役割を担っています。また、白幡坂上交差点から浦和駅西口交差点までの区間は旧中山道に指定されており、歴史的な面影を残しつつ、浦和の街を結ぶ重要な道となっています。

交通状況

道路の幅員は、一部の交差点付近を除き、ほぼ全線にわたって片側一車線となっています。旧中山道の区間は特に道幅が狭く、歩道が十分に整備されていない箇所や、路側帯に電柱が設置されている箇所も見られます。そのため、歩行者や自転車の通行には注意が必要です。なお、武蔵浦和駅東口の交差点と終点である浦和駅西口交差点はスクランブル交差点となっており、交通量が多い時間帯には混雑が見られます。

沿線情報

県道213号線沿いには、様々な施設が点在しています。教育施設としては、さいたま市立浦和大里小学校やさいたま市立白幡中学校、埼玉県立浦和第一女子高等学校などがあります。また、武蔵浦和駅周辺には、サウスピアやプラウドタワー武蔵浦和テラスといった商業・居住施設が集積しています。さらに、さいたま中央郵便局や白幡沼、調神社などの公共施設や観光スポットも点在しており、地域の生活と文化を支える役割を果たしています。

歴史・文化

旧中山道の区間は、かつて中山道六十九次のうち、3番目の宿場町である浦和宿の一部でした。調神社の先から埼玉県道65号さいたま幸手線の新浦和橋下付近までが宿場町として栄え、現在もその名残をとどめています。毎年7月には浦和まつり、12月12日には十二日まちが開催され、沿道は多くの人々で賑わいます。

注意点

旧中山道の区間の一部（浦和区岸町4-26-20から4-25-11にかけて）は、国土交通省関東地方整備局大宮国道事務所によって「事故危険箇所」に認定されています。通行の際は十分にご注意ください。

埼玉県道213号曲本さいたま線は、地域の歴史と文化を繋ぎ、住民の生活を支える重要な道路です。この道を辿ることで、さいたま市の魅力をより深く知ることができるでしょう。

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