埼玉県道257号冑山熊谷線

埼玉県道257号冑山熊谷線



埼玉県道257号冑山熊谷線は、埼玉県熊谷市冑山地区から熊谷市街地を結ぶ主要な地方道です。起点は熊谷市冑山の国道407号埼玉県道307号福田鴻巣線との交差点、終点は熊谷市佐谷田の国道17号との交差点です。

概要



この道路は、旧大里町(現熊谷市)の冑山地区および東松山市東平地区から、旧大里町中央部を縦断し、熊谷市街へとアクセスする役割を担っています。起点付近には、かつて国道407号の前身であった埼玉県道熊谷入間線に指定されていた区間が存在します。

起点から熊谷市吉見地区にかけては、中央線のない狭い区間が続いています。

路線データ



起点:埼玉県熊谷市東平(北)交差点(国道407号埼玉県道307号福田鴻巣線交点)
終点:埼玉県熊谷市佐谷田(南)交差点(国道17号交点)

新道整備



近年、終点側から順次新道整備が進められており、道路の経路は大きく変化しています。以下に、終点側から見た新道整備の状況を記述します。

彩の国まごころ国体関連整備



2003年には、彩の国まごころ国体の関連事業として、国道17号から高崎線を高架で越え、久下橋に直結する新道が建設されました。この新道は荒川を渡り、大里比企広域農道と交差します。広域農道の北側は、この時点で新道に切り替えられました。旧久下橋は閉鎖・撤去され、旧道は荒川によって分断されています。

ラグビーワールドカップ2019関連整備



ラグビーワールドカップ2019の関連整備事業として、久下橋から大里庁舎を経由し、熊谷市高本地内で市道に接続する区間が2019年7月23日に開通しました。これにより、大里庁舎へのアクセスが向上しました。旧道(広域農道と重複していた区間を含む)は、2020年3月31日付で熊谷市に移管されました。

現在は、市道と一部重複する形で、起点方面の現道に接続しています。ただし、この市道は大型車の通行には適しておらず、広域農道・旧道への誘導が行われています。案内標識には「大型車通行困難」と表示されています。

残りの区間についても、国道407号に至るまでの工事が順次進められています。最終的な到達地点は、冑山地区よりも熊谷市街寄りの東松山市岡地内となる予定ですが、「冑山熊谷線」の名称を維持するため、既存の起点までの間は国道407号との重複区間となる見込みです。

地理



通過する自治体



埼玉県
熊谷市

接続・交差する道路



国道407号
国道17号
埼玉県道307号福田鴻巣線
埼玉県道155号さいたま武蔵丘陵森林公園自転車道線
大里比企広域農道

※福田鴻巣線とは2度交差しますが、重複区間ではありません。

交差する鉄道と河川



JR高崎線
荒川

沿線の施設



熊谷市消防本部大里分署
熊谷市役所大里庁舎・大里行政センター
熊谷市立大里体育館
熊谷警察署大里駐在所
熊谷市大里保健センター
熊谷市立吉見小学校
大里冑山郵便局

関連項目



* 埼玉県の県道一覧

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。