埼玉県道311号蓮田鴻巣線

埼玉県道311号蓮田鴻巣線

埼玉県道311号蓮田鴻巣線は、埼玉県蓮田市から鴻巣市に至る県道です。総距離は14.192km。沿線には住宅地や田園風景が広がり、地域住民の生活に密接に関わっています。

概要

この県道は、蓮田市を起点とし、鴻巣市の「天神2丁目」交差点までを結んでいます。名称は「蓮田鴻巣線」ですが、実際の起点と終点はそれぞれ北足立郡伊奈町と北本市となっています。国道17号のバイパス的な役割も担っており、桶川市、北本市、鴻巣市方面から春日部市方面やさいたま市方面へのアクセスに利用されています。

伊奈町内では、都市計画道路「伊奈中央線」として、歩道が整備された幅の広いバイパス道路が整備されており、旧道は町道に降格しています。

通過する市町村と沿道・周辺の解説

蓮田市

以前は蓮田駅東口の国道122号交差点が起点でしたが、現在は国道122号蓮田岩槻バイパスの久台交差点が起点となっています。蓮田駅西口再開発によって線形が変わり、以前は駅前から岩槻第一踏切横の交差点まで線路と並走していました。見沼代用水・綾瀬川を渡ると伊奈町に入ります。

北足立郡伊奈町

伊奈町に入るとすぐに三叉路があり、ここを右折します。200mほど進むと埼玉県道3号さいたま栗橋線と交差します。この地域は昭和40〜50年代に開発された団地で、大型マンション「サンライズ伊奈」があります。

埼玉県道3号さいたま栗橋線を越え、200m程の区間は中層住宅が多く、その先は2014年に開通したバイパス道路で、田畑が広がっています。元々あった道路を残したままバイパスが建設されたため、元の道路が途中で分断されている箇所があります。

左手にNTT東日本伊奈電話交換センターを見て右折する交差点は暫定整備であり、将来的には東北新幹線の高架をくぐり、埼玉県道150号上尾蓮田線と町道の交差点まで延長される予定です。

丁字路を右折し、伊奈市街を抜けて「六道」交差点まで埼玉県道323号上尾環状線と重複します。「志久」交差点では埼玉県道150号上尾蓮田線と交差します。この交差点は交通量が多く、バスも頻繁に通るため、混雑することがあります。「志久」交差点を過ぎると東北新幹線の高架をくぐり、伊奈市街に入ります。

伊奈町立伊奈中学校を過ぎた後に伊奈町役場入口交差点を左折すると、伊奈町配水場付近でバイパス道路に接続します。

「寿3丁目」交差点では、埼玉県道5号さいたま菖蒲線、埼玉県道87号上尾久喜線、埼玉県道323号上尾環状線と重複しており、複雑な交差点となっています。案内標識では若い番号の道路が優先されるため、本道の番号が表示されない場合があります。「六道」交差点を右折した後は伊奈町の外れとなり、田園風景が広がります。

桶川市

桶川市に入ると信号が多くなります。沿道には小中高校があり、歩行者や自転車の通行が多いですが、埼玉県立桶川高等学校や桶川市立加納中学校の周辺は歩道が整備されています。「桶川高校入口」交差点で埼玉県道12号川越栗橋線と交差します。

この交差点で首都圏中央連絡自動車道の高架をくぐり、埼玉県道12号川越栗橋線に入ると、桶川加納ICで首都圏中央連絡自動車道に接続します。

北本市

北本市に入ると国道17号が接近します。「北中丸」交差点から「古市場」交差点の間で埼玉県道312号下石戸上菖蒲線と重複します。「北中丸」交差点はスクランブル交差点に改良されました。「宮内5丁目」交差点を左折してすぐ「宮内」交差点で国道17号に接続します。この区間は渋滞が慢性的に発生しています。

「宮内」交差点を右折した後は、国道17号に重複して終点の鴻巣市に向かいます。県道としての役割は「宮内」交差点で終わっていると言えます。

鴻巣市

終点は鴻巣市の「天神2丁目」交差点ですが、鴻巣市内全域にわたって国道17号と重複しています。

地理

通過する自治体

埼玉県
蓮田市
北足立郡伊奈町
桶川市
北本市
鴻巣市

主な交差する道路

国道122号
埼玉県道3号さいたま栗橋線
埼玉県道5号さいたま菖蒲線
埼玉県道12号川越栗橋線
埼玉県道17号大宮栗橋線
国道17号

重複する道路

埼玉県道323号上尾環状線（伊奈町大字小室（交差点名なし） - 伊奈町「六道」交差点）
埼玉県道5号さいたま菖蒲線（伊奈町寿（交差点名なし） - 伊奈町寿・「寿3丁目」交差点）
埼玉県道87号上尾久喜線（伊奈町寿・「寿3丁目」交差点 - 伊奈町「六道」交差点）
埼玉県道312号下石戸上菖蒲線（北本市「北中丸」交差点 - 北本市「古市場」交差点）
国道17号（北本市「宮内」交差点 - 鴻巣市天神・「天神2丁目」交差点）

沿線の施設

蓮田駅
伊奈町役場
桶川高校
桶川加納IC
北本高校
* 北本市立宮内中学校

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