堀日向太

堀 日向太

堀 日向太（ほり ひむた）は、2002年4月8日生まれの日本のラグビーユニオン選手です。主にスタンドオフ（SO）やセンター（CTB）としてプレーし、現在はジャパンラグビーリーグワンに所属する日野レッドドルフィンズに籍を置いています。愛知県出身。

幼少期から中学時代

ラグビーとの出会いは早く、愛知県瀬戸市にある瀬戸ラグビースクールで、4歳の頃に楕円球を追い始めました。幼いながらも競技の基礎を学び、ラグビー選手としての第一歩を踏み出しました。また、ラグビーと並行して、中学校3年生を終える頃までは柔道にも精力的に取り組んでいました。異なる競技に触れることで、バランスの取れた身体能力や精神力を培ったと考えられます。

高校時代

愛知県の強豪校である中部大学春日丘高等学校に進学後、ラグビー選手として才能を開花させます。高校2年生の時に出場した全国高等学校ラグビーフットボール大会、通称「花園」では、以降の出場試合において、チームの司令塔であるスタンドオフ（SO）として常に先発メンバーに名を連ねました。背番号10を背負い、的確な判断とプレーでチームを牽引する存在となります。特に、高校3年次に出場した花園では、堀選手を中心としたチームが見事な戦いを展開。中部大学春日丘高校ラグビー部として史上初となる大会ベスト8進出という歴史的な快挙達成に大きく貢献しました。

大学時代

高校卒業後、ラグビーの強豪大学として知られる筑波大学へ進学します。大学入学後すぐにその実力を認められ、1年生の春季シーズンから関東大学春季大会に出場メンバー入りを果たし、早々に大学レベルの公式戦を経験しました。2年次には、従来のスタンドオフに加え、ミッドフィルダーであるセンター（CTB）のポジションも兼任するようになります。新たなポジションでも適応能力を示し、チームの重要な戦力として活躍。同年度の全国大学ラグビーフットボール選手権大会では、チームのベスト4進出に貢献するなど、大学ラグビーのトップレベルでその存在感を示しました。大学最終学年となる4年次には、主にセンターとしてプレー。関東大学対抗戦Aグループにおいて、全ての試合に先発またはリザーブとして出場し、チームの中心選手の一人としてリーグ戦を戦い抜きました。

プロキャリア

筑波大学での活躍を経て、日本のラグビー最高峰リーグであるジャパンラグビーリーグワンでのキャリアをスタートさせます。現在は、同リーグに所属する日野レッドドルフィンズに籍を置いています。大学卒業を控えた2025年2月3日には、同リーグに所属するレッドハリケーンズ大阪へのアーリーエントリーによる加入が正式に発表されました。これにより、大学卒業を待たずにプロの舞台でのプレーを開始する機会を得ました。そして、2025年3月に筑波大学を卒業。学生ラグビー選手としてのキャリアに区切りをつけ、プロフェッショナルなラグビー選手として本格的に活動を開始します。レッドハリケーンズ大阪での今後の活躍が期待されています。

もう一度検索