堀琴音

堀琴音のプロフィールと経歴

堀琴音（ほり ことね）は、1996年3月3日に徳島県徳島市で誕生した日本の女性プロゴルファーです。彼女は、プロゴルファーの堀奈津佳を姉に持ち、ゴルフの道を歩むきっかけは父からの勧めでした。琴音は7歳でゴルフを始め、早くもその才能を開花させます。

若手時代の活躍

堀は徳島市立城西中学校の3年生の時、2010年度の四国ジュニアゴルフ選手権で優勝を果たします。その後、2011年に兵庫県の滝川第二高等学校に進学。彼女はその年の関西ジュニアゴルフ選手権で大きな成功を収め、その後の国民体育大会でも注目の若手ゴルファーである藤田光里や柏原明日架、比嘉真美子らを抑え、優勝するという偉業を成し遂げました。

2012年には日本ゴルフ協会（JGA）のナショナルチームに選ばれ、翌2013年にはネイバーズトロフィーチーム選手権で団体戦の優勝にも貢献しました。これらの経験を経て、堀はプロとしてのキャリアへの道を確実に歩んでいきました。

プロゴルファーとしての成績

2014年、堀は日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）ステップ・アップ・ツアーのABCレディースにアマチュア選手として出場し、堂々の優勝を果たします。その直後、JLPGAプロテストに挑戦し、3位で合格。プロに転向後は、ステップ・アップ・ツアーの京都レディースオープンで初勝利を収め、はじめてプロの舞台での勝利を体験します。

2015年には本格的なプロツアーに参戦し、東芝と3年間の専属契約を締結。彼女はシード権を獲得し、若干19歳でのシード権取得は歴史的な出来事となりました。2016年には日本女子オープンゴルフ選手権競技で2位に入るなどして、さらに賞金ランキングを上げていきました。

成功と挑戦

2017年には賞金ランキング21位を記録し、3年連続でシード権を維持。期待される若手ゴルファーとして注目を浴びたものの、なかなか勝利を手にすることができず、苦しい時期も経験しました。しかし、2020-2021シーズンから徐々に成績が向上し、2021年7月のニッポンハムレディスクラシックでは、プレーオフを経てJLPGAツアーでの初勝利を飾りました。これは、彼女と姉の奈津佳が共にツアーで優勝したことになる、史上2組目の快挙でもありました。

さらなる高みへ

2022年には4シーズンぶりにシード権を取り戻し、開幕戦で優勝に近づきます。プレッシャーの中でスコアを守り抜き、ツアー2勝目を手にするなど、ますます成長を続けています。

堀琴音は彼女自身の成長と挑戦の象徴であり、プロとしてのこれからのキャリアに期待が寄せられています。彼女のプレースタイルや精神力は、若いゴルファーたちの手本となるでしょう。

もう一度検索