堀端宏行

堀端宏行のプロフィール

堀端 宏行（ほりばた ひろゆき、1986年10月28日生まれ）は、日本の元男子陸上競技選手であり、専門は長距離走とマラソンです。熊本県八代市が彼の出身地で、身長は189 cm、体重は68 kgです。彼は2011年の世界陸上大邱大会において、男子マラソンで6位入賞を果たしています。

経歴の始まり

堀端は2005年に熊本県立八代東高等学校を卒業しました。高校時代には国体男子5000mの代表として出場した経験がありますが、全国的な注目は受けていませんでした。2005年4月には宮崎県延岡市を拠点とする旭化成に入社し、陸上部に所属してから次第に力をつけていきました。

マラソンデビュー

堀端の初マラソンは2008年2月の東京マラソンで、ここで9位という結果を残します。それ以来、堀端は持ち前の頑張りと実力を発揮し、記録を次第に更新していきました。2011年3月にはびわ湖毎日マラソンに出場し、31Km付近でのアクシデントにもかかわらず、最終的に日本人トップの3位でゴール。その結果、彼は同年9月の世界陸上大邱大会の代表に選ばれました。

世界陸上での活躍

2011年の世界陸上では20Km過ぎに先頭集団から遅れたものの、後半に粘り強い走りを見せ、日本人トップの6位でフィニッシュ。さらに、日本代表チームは男子マラソン団体戦で銀メダルを獲得する好成績を収めました。

ロンドンオリンピックへの挑戦

2012年8月のロンドンオリンピック男子マラソン代表の座を目指し、堀端は再びびわ湖毎日マラソンに挑戦しましたが、終盤にアクシデントが続き、最終的には11位という結果に留まりました。残念ながら、オリンピックの代表には選ばれず、補欠エントリーとなってしまいます。

福岡国際マラソンでの成果

同年12月の福岡国際マラソンでは、34Km過ぎで2位集団に入り、優勝したジョセフ・ギタウに次いで日本人トップの2位となりました。この大会では自己ベスト記録も樹立し、2時間8分台の成績を記録します。

挫折と再起

その後の2013年には、足の疲労骨折が影響し、思うような練習ができなくなりました。結果として、世界陸上モスクワ大会に出場しましたが、早々に途中棄権。その後も膝の手術を受けるなど、厳しい時期を経て2014年の九州実業団毎日駅伝で復帰し、区間5位の成績を残しますが、その後再び膝の手術が必要になります。

引退後の活動

堀端は2017年に旭化成陸上部を退部し、陸上競技から引退しましたが、現在は旭化成に勤務し、競技者としての経験を生かしています。

自己記録

• - 5000m: 13分53秒07（2011年5月28日）
• - 10000m: 28分30秒32（2011年5月3日）
• - 10マイル: 47分03秒（2007年12月9日）
• - ハーフマラソン: 1時間04分11秒（2007年3月4日）
• - マラソン: 2時間08分24秒（2012年12月2日）

彼のキャリアは多くの挑戦と成果に満ちており、陸上競技における堀端宏行の名前は、今後も多くの人に語り継がれることでしょう。

もう一度検索