堀籠美紀

堀籠 美紀

堀籠美紀（ほりごめ みき、旧姓：成瀬）は、1982年8月12日生まれの日本の元陸上競技選手である。専門は主に200メートル競走、後に400メートル競走にも取り組んだ。身長は161センチメートル。

経歴

岐阜県立関商工高等学校を卒業後、陸上競技を続けるため日本女子体育大学へ進学。大学でも競技力を高め、さらに同大学の大学院に進み、学術的な側面からも陸上競技への理解を深めた。大学院修了後は日本女子体育大学アスリートクラブ（AC）に所属し、実業団選手として競技活動を継続した。

競技スタイルと専門種目

短距離種目を主戦場とし、特に200メートル競走を得意とした。自己ベストは23秒82を記録している（2008年の第63回国民体育大会東京都代表最終選考会にて）。大学卒業後の2006年度からは、より長い距離である400メートル競走にも積極的に挑戦を開始し、新たな可能性を追求した。

主な競技実績

学生時代から国内外の大会で優れた成績を残している。

学生時代

2004年に開催された天皇賜杯第73回日本学生陸上競技対校選手権大会において、女子100メートル競走で12秒08を記録し、学生チャンピオンに輝いた。

実業団時代

実業団選手として、200メートルおよび400メートルで活躍した。

2007年の日本陸上競技選手権大会の200メートル競走では、強豪選手がひしめく中で3位に入賞し、国内トップクラスの実力を示した。
同年、第55回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会の200メートル競走に出場し、見事優勝を飾った。この勝利について、「優勝を意識して少し力んでしまったが、久々に地元の岐阜で走ることができ、タイトルを獲得できたことは大変嬉しい」と喜びを語った。また、当時力を入れ始めた400メートルに関しても言及し、「400メートルでもっと力をつけて、日の丸を背負って日本代表として国際舞台で戦いたい」と今後の目標と意気込みを述べている。
同じく2007年には、第62回国民体育大会の400メートル競走に出場し、4位入賞を果たした。これは400メートルへの転向後、主要大会で着実に力をつけていることを示す成績である。
2007年の群馬リレーカーニバル兼日本選抜混成大会では、得意の200メートル競走で23秒93を記録し優勝。この時の2位は、後に400メートルで日本のトップ選手となる丹野麻美であった。
2008年の第50回東日本実業団陸上競技選手権大会においては、400メートル競走で優勝を果たし、400メートルでも国内主要大会のタイトルを獲得するに至った。

日本記録保持

堀籠（旧姓：成瀬）は、スウェーデンリレーの日本記録保持者の一員である。2005年10月22日に記録された2分6秒51という日本記録は、成瀬美紀、栗本佳世子、青木沙弥佳、丹野麻美の4選手によって樹立されたものである。

関連人物

石野真美: 大学陸上競技部の同期生であり、共に練習に励んだ仲間である。

関連情報

日本女子体育大学陸上競技部（堀籠が所属し、練習拠点としていた大学の陸上競技部）

堀籠美紀は、短距離種目において学生時代から実業団にかけて長きにわたり活躍し、特に200メートルと400メートルで顕著な成績を残した選手である。日本記録樹立メンバーとしてもその名を刻んでいる。

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