堀越正巳

堀越正己：ラグビー界の重要な存在

堀越正己（ほりこし まさみ、1968年11月27日生まれ）は、日本の元ラグビー選手であり指導者です。埼玉県熊谷市出身の彼は、早稲田大学ラグビー蹴球部や神戸製鋼コベルコスティーラーズでの選手生活を経て、現在は立正大学ラグビー部の監督を務めています。彼の主なポジションはスクラムハーフ（SH）です。

選手としての背景

堀越は中学時代には野球に熱中し、プロ[[野球選手]]を目指していましたが、身長の低さからその道を諦めました。先輩に勧められる形でラグビーを始め、熊谷工業高校に進学します。ここでの彼は1年生からスクラムハーフとして成績を残し、全国高校大会では控え選手としてベスト4入りを果たしました。また、2年生の時には埼玉県選抜に選ばれるなど、若いながらも才能を発揮しました。

その後、早稲田大学に進み、1987年には大学選手権優勝に貢献。また、彼は大学時代に「モグ」と呼ばれ、巧みなプレースタイルで多くのファンを魅了しました。堀越は大学4年生の時にチームをまとめる主将としても活動し、明治大学との好勝負を演じました。

プロ選手としてのキャリア

1991年には神戸製鋼に加入し、名門チームでのキャリアをスタートさせます。ここでも多くの業績を残し、日本選手権での7連覇などに寄与しました。彼のキャリアの中で、通算キャップ数は26を誇り、ワールドカップ1991年と1995年に出場しました。特に、東芝府中所属の村田亙との正SHの座を争ったことが印象的です。堀越は1999年に引退し、彼のラグビー選手としての最後の試合は神戸製鋼での試合でした。

引退後の活動

引退後、堀越は故郷に戻り、立正大学ラグビー部の監督に就任します。ここでも彼は一部リーグへの昇格に向けた苦労を経験しましたが、数度の昇降格を経て、今に至るまでチームの指導に尽力しています。特に、2014年には7人制ラグビーのクラブチーム「ARUKAS KUMAGAYA」を設立させ、女子ラグビー選手の育成や地域の普及を目指しています。

2015年にはラグビーワールドカップ2019の熊谷開催の広報を担当する埼玉ラグビーアンバサダーにも就任し、地域のラグビー活動に対する貢献を続けています。

メディア活動

堀越はメディアにも登場しており、2018年からはTBSの情報番組『ひるおび!』でコメンテーターを務めています。また、彼は著書『勝つためのチームメイク』を出版しており、ラグビーのチーム作りにおける彼の知見をまとめています。

そのように、多彩な経歴を持つ堀越正己氏は、選手としての優れた実績だけでなく、指導者としての情熱や地域貢献にも注力することで日本のラグビー界における重要な存在であり続けています。

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