塚田公太

塚田公太

塚田公太（つかだ こうた、1885年9月27日 - 1966年6月9日）は、日本の実業家であり、東洋棉花株式会社の会長、貿易庁長官、倉敷紡績株式会社の社長などを歴任した人物です。彼は日本の経済界において重要な役割を果たし、その功績が認められ藍綬褒章を受章しました。

生涯

新潟県出身の塚田公太は、東京高等商業学校（現在の一橋大学）を卒業後、三井物産株式会社に入社し、ボンベイ支店に勤務しました。その後、三井物産の綿花部が独立して設立された東洋棉花株式会社に移籍し、ムンバイ支店長、常務、専務などの要職を歴任しました。

1940年には、東洋棉花株式会社の会長に就任し、経営手腕を発揮しました。また、1943年にはトヨタ自動車工業株式会社の監査役にも就任しています。

戦後、塚田公太は日本織物統制株式会社の社長を務めましたが、1946年に公職追放の対象となりました。しかし、1951年には倉敷紡績株式会社の社長に就任し、同社の経営再建に尽力しました。1955年には倉敷紡績株式会社の会長に就任し、その手腕を発揮しました。

また、日本経営者連盟（後の日本経営者団体連盟）の常任理事も務め、日本の経済界の発展に貢献しました。

1962年には、長年の功績が認められ藍綬褒章を受章しました。1963年には倉敷紡績株式会社の相談役に退きましたが、その後も経済界に影響力を持ち続けました。1964年には勲三等旭日中綬章を受章。

1966年6月9日、血清肝炎のため聖路加国際病院で死去しました。

著書

塚田公太は、実業家として活躍する傍ら、著述活動も行っており、以下の著作があります。

『よしの髄 : 外遊漫想 』浅井泰山堂 1929年
『亡友武内』浅井泰山堂 1934年
『鷄肋集 : 敗戰から独立まで』經濟往來社 1953年
『鷄肋集 第2』實業之日本社 1959年
『鶏肋集 第3』実業之日本社 1965年

参考文献

[参考文献の情報を記述]

塚田公太は、日本の経済史において重要な足跡を残した人物であり、その功績は今日でも高く評価されています。

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