塚田晃平

塚田晃平

塚田晃平（つかだ こうへい）は1989年8月24日に東京都目黒区に生まれた元プロ野球選手であり、ポジションは投手である。右投右打。この名は特に育成選手としての経歴において知られ、活躍の場は日本国内のみならず、アメリカのリーグにも及んだ。

経歴の始まり

目黒区立第二中学校では目黒ピータースに所属し、野球に情熱を注いでいた。高校に進学すると、早稲田実業高に入学。彼は特に2年生の時、甲子園の舞台に立つこととなり、先輩投手・斎藤佑樹の控えとして春の選抜高校野球選手権と夏の全国高等学校野球選手権に出場した。春の大会では、関西高との引き分け再試合で先発を任され、無安打無失点の好投を遂げたが、夏の大会ではリリーフ登板の際、四球を連続で与え、結果的には降板となる。

卒業後、塚田は早稲田大学に進学し、東京六大学野球連盟でプレーするが、厚い投手陣に阻まれ多くの出場機会には恵まれなかった。それでも、4年生の春に満を持して東京大学戦でリーグ戦初登板を果たす。その後、2011年のプロ野球ドラフトで広島東洋カープから育成選手として指名を受けた。

プロ野球での挑戦

プロ入り後の塚田は、2013年に四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに派遣されるも、シーズンは不本意な成績に終わってしまう。この年の防御率は7.56と、リーグ内でワースト2位に甘んじ、チームも最下位に沈む結果となる。シーズン終了後、球団から戦力外通告を受けてしまい、その後自由契約として公示された。

2014年にはアメリカ独立リーグのスーシティ・エクスプローラーズでプレーし、2015年には新潟アルビレックス・ベースボール・クラブと契約。リーグ戦では21試合に登板し、2勝3敗3セーブの防御率4.70を記録。シーズン終了後、合同トライアウトでの好成績にも関わらず、獲得する球団は現れず、12月には現役引退を発表した。

引退後の人生

塚田は引退後、声をかけられた元プロ野球選手の新里賢が勤務するソニー生命保険に入社。新たな道を歩む中でも、かつての野球仲間とのつながりを大切にし、自己成長を続けている。

プレースタイルと人物

192センチという長身から放たれるストレートは最速147キロに達し、フォークボールも彼の武器となっていた。憧れの選手として津田恒実の名を挙げており、プロ入り後は「進撃の巨人」との異名を持つようになった。彼のキャリアは決して順風満帆ではなかったが、数々の挑戦を経て学びを得た経験は、今後の人生にも大いに活かされているに違いない。

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