塚越町

塚越町（つかごしちょう）について

塚越町は、かつて愛知県名古屋市中区に存在した町名です。1977年（昭和52年）に新栄二丁目・新栄三丁目に編入され、その歴史に幕を閉じました。

地理

塚越町は、東を高松町1丁目・千種本町1丁目、西を下奥田町、南を東陽町11丁目、北を菊里町に囲まれた場所に位置していました。この地域は、現在の名古屋市中区の東部に相当します。

歴史

地名の由来

塚越町の地名は、千種町の旧字に由来すると考えられています。この地名が、かつての地域の様子や歴史を物語る手がかりとなっています。

沿革

1909年（明治42年）10月1日：愛知郡千種町字塚越の大部分と字西塚の一部が、名古屋市中区塚越町として成立しました。この時、塚越町は名古屋市の一部となり、新たな歴史を歩み始めました。
1944年（昭和19年）2月11日：栄区の成立に伴い、塚越町は栄区に所属することになりました。これにより、塚越町は行政区画の変更を経験しました。
1945年（昭和20年）11月3日：栄区が廃止されたことに伴い、塚越町は再び中区に所属することになりました。
1947年（昭和22年）5月1日：塚越町の一部が王子町に編入されました。これにより、塚越町の範囲は一部縮小しました。
1977年（昭和52年）10月23日：住居表示の実施に伴い、塚越町は中区新栄二丁目・新栄三丁目に編入され、町名としての歴史を終えました。これにより、塚越町は地図上から姿を消しました。

学区

塚越町は、以下の学区に属していました。

高等学校：尾張学区
中学校：名古屋市立白山中学校
小学校：名古屋市立王子小学校（当時）

人口

塚越町の人口は、国勢調査によって記録されています。具体的な人口の推移については、参考文献に記載されている名古屋市統計年鑑を参照することで、詳細な情報を得ることができます。

参考文献

名古屋市総務局企画室統計課 編『昭和31年版 名古屋市統計年鑑』名古屋市、1957年。
名古屋市総務局企画部統計課 編『昭和41年版 名古屋市統計年鑑』名古屋市、1967年。
福岡清彦『中区の町名』名古屋市中区役所、1976年。
名古屋市総務局統計課 編『昭和51年版 名古屋市統計年鑑』名古屋市、1977年。
「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋市計画局 編『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年。

関連項目

* 名古屋市の地名

塚越町は、短いながらも名古屋市の歴史の一部を担った町でした。この町がかつて存在したことを、この記事を通じて知っていただければ幸いです。

もう一度検索