塩釜FCヴィーゼ

塩釜FCヴィーゼについて

塩釜FCヴィーゼ（しおがま・エフシー・ヴィーゼ）は、宮城県塩竈市を本拠地として活動する社会人サッカーのクラブチームです。このクラブは、地域密着型のスポーツクラブを目指しており、サッカーの振興を通じて地域社会に貢献しています。

歴史

このクラブの起源は1996年に遡り、佐川急便仙台サッカー部として設立されました。初期は仙台実業団サッカーリーグ4部に参加し、徐々に実力をつけてリーグ昇格を果たしました。成長に伴い、2001年には佐川急便東北サッカー部に改名しました。

2003年には東北社会人サッカーリーグ1部に昇格しましたが、佐川急便の支援が終了したことにより、その年をもって実業団チームとしては活動を休止しました。次の年には、少年サッカークラブの立ち上げを行い、将来的な社会人チームを目指す姿勢を見せました。

2004年、社団法人塩釜FCに選手が完全移籍し、以降はヴィーゼ塩釜としての新たな一歩を踏み出しました。「ヴィーゼ」という名前は、ホームスタジアムが牧草地にある芝生グラウンドであることにちなんでいます。

クラブ名の変遷

2007年には「塩釜FCヴィーゼ」に改名し、2012年にはNEC TOKIN FCを吸収し、その名称を一部引き継いで「塩釜NTFCヴィーゼ」と名を変えました。近年、チーム名を再び塩釜FCヴィーゼに戻し、さらなるチームの刷新を図っています。

チーム成績

2014年にはリーグ戦で10位に終わり、これを期にリーグを離脱。その後、2015年からは宮城県サッカーリーグ1部に参加し続けています。2018年にはチーム名を戻し再スタートを切りましたが、宮城県リーグ1部では7位となり、続いて2部へ降格しました。しかし、2019年には2部で2位となり、1年で1部に復帰を果たしました。

2020年には宮城県リーグ1部で多賀城FCに次ぐ2位となり、昇格の権利を得るも、この時は昇格を辞退しました。2022年には再び7位となり、入替戦で敗れかけましたが、予期せぬ形で1部に残留を果たしました。

タイトル・主な成績

• - 東北社会人サッカーリーグ1部： 準優勝（2004年）
• - 宮城県サッカーリーグ1部： 準優勝（2020年）
• - 宮城県サッカーリーグ2部： 優勝（2017年）、準優勝（2019年）

下部組織

塩釜FCヴィーゼの下部組織も盛んに活動しており、全国レベルの大会で常に参加している強豪チームです。ユースとジュニアユースが存在し、複数の有望な選手が巣立っています。過去には奥山泰裕や佐々木勇人、遠藤康などの選手が在籍していました。

結論

塩釜FCヴィーゼは、地元のサッカー振興と地域貢献を目指して活動するクラブです。その長い歴史と確かな成績が、今後のさらなる成長への礎となることでしょう。地域社会とともに歩むこのクラブから、今後も目が離せません。

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