増田いずみ

増田いずみは、日本のクラシカル・クロスオーバーの草分け的な存在として知られる歌手です。1967年、宮崎県日南市に生まれ、国立音楽大学大学院オペラ科を修了後、伊藤京子に師事しました。1997年には文化庁オペラ在外研究員としてニューヨークのジュリアード音楽院に留学し、ダニエル・フェロウに師事。ハンター大学では演劇も学びました。

留学中に、オペラなどのクラシック音楽に自ら作詞した詞をつけ、ポップス風にアレンジして歌うという独自のスタイルを確立しました。彼女自身はこれを「ポップ・オペラ」と呼んでいます。2000年に帰国後、ライブハウスを中心に活動を開始しました。

2001年には、宮本亜門演出のミュージカル『キャンディード』でヒロイン役を務めました。2002年には、エンニオ・モリコーネからオリジナル曲「ロマンス」の提供を受け、この曲がNHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』の挿入歌に起用されたことで、広くその名を知られるようになりました。2003年5月には『スタジオパークからこんにちは』に出演し、2004年には『ファイナルファンタジーXI プロマシアの呪縛』のエンディング曲「Distant Worlds」のボーカルを務めました。

2003年3月にはアルバム『ヒール・マイ・ハート』でデビュー。タイトル曲は映画『クイール』の挿入歌に採用されました。その後、『レッドスワン』（2004年）、『ROMEO & JULIET』（2005年）とアルバムをリリースしています。

彼女の音楽は、クラシックの要素とポップスの親しみやすさを兼ね備え、多くの人々を魅了しています。その美しい歌声と表現力豊かなパフォーマンスは、ジャンルを超えて聴衆の心に響き、感動を与え続けています。

ディスコグラフィ

ヒール・マイ・ハート（2003年3月5日）
レッドスワン（2004年10月21日）
ROMEO & JULIET（2005年10月21日）

外部リンク

癒しオペラ 増田いずみ -www.masudaizumi.com- - 公式サイト
www.masudaizumi.com アーティスト増田いずみのBlog - 公式ブログ
増田いずみ - ビクターエンタテインメント内プロフィール・ページ
* ほぼ日刊イトイ新聞 もういちど歌いはじめた、増田いずみさんのこと。（2020年）

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