増田光彦

増田 光彦（ますだ みつひこ）

増田光彦は1937年12月1日生まれ、熊本県出身のプロゴルファーです。彼は15歳の時にゴルフを始め、24歳でプロ入りを果たしました。その後、彼のキャリアは数々の大会での活躍によって彩られます。

来歴

プロとしてのキャリアは1971年の日本プロゴルフ選手権での印象的なプレーから始まります。この大会では、彼は尾崎将司や島田幸作といった名プレーヤーと共にラウンドし、特に最終日の9ホールでは勝利の目が絶たれたにもかかわらず、尾崎をサポートし合ったことで、そのプレースタイルが強烈な印象を与えました。尾崎は後に、増田の飛距離を称賛し、彼には「ミニジャンボ」といった異名が与えられました。

1971年には中四国オープンの第1回大会で2位になり、1973年に初優勝を果たしました。また、1974年には再び優勝し、2連覇を達成。1975年には3連覇を狙ったものの、順位は6位タイに終わりました。

1972年のダンロップフェニックストーナメントの初日では7位タイと好スタートを切り、1974年には東北クラシックでも5位タイに入るなど、その実力を示していきました。1976年には阿蘇ナショナルパークオープンで5位タイ、1977年の広島オープンやKBCオーガスタでも上位に食い込む成果を上げました。特に1978年の広島オープンでは初日に4アンダー68を記録し、3位タイでスタートしました。

1980年には岐阜関チェリーカップトーナメントで再び3位タイ。1983年の日本プロで9位タイという実績を残し、確かな実力を示しました。1984年の三菱ギャランでは企画も参加し、国内外の大会でその名を広めました。

これらの活躍を経て、増田は1989年にレギュラーツアーから引退。その後もゴルフ界での影響力を保ち、KSB瀬戸内海オープンの競技委員長を務め、ゴルフ界の決まりを定める重要な一員となりました。

ゴルフ以外の活動

引退後は日本プロゴルフ協会の副会長に就任し、1999年には日本プロスポーツ大賞の功労賞を受賞します。その中で、増田は高松カントリー倶楽部のヘッドプロとしてアスリートの育成にも尽力し、鈴木規夫や自身の家族をプロゴルファーへと成長させました。特に鈴木にはドライバーのシャフトを1インチ短くする指導を行ない、その効果を発揮させました。

また、増田は芸術にも興味を示し、ワイヤーアートのアーティストとしても頭角を現しています。ゴルフをテーマにした作品から他のスポーツ、踊り、楽器を使う人々の作品まで幅広く手掛け、コレクションやレッスン、ピンバッジとしても人気を集めています。

芸術活動においては、絵画や彫刻、粘土細工、盆栽など多岐にわたり、コースの改造提案時には粘土の模型を用いたりするなどの独自のアプローチを行っています。

主な優勝

• - 1973年 - 中四国オープン
• - 1974年 - 中四国オープン

増田光彦のキャリアは、彼の技術と多様な才能の表れであり、彼が日本のプロゴルフ界に残した足跡は深く、影響力のあるものでした。現在も多方面で活躍する彼の姿勢は、多くの人々にとっての手本です。

もう一度検索