増田政行

増田 政行（ますだ まさゆき）

増田 政行は、1969年4月13日に茨城県北相馬郡利根町で生まれた元プロ野球選手です。現役時代は主に投手としてプレーしました。プロ在籍中には、登録名を増田 康栄（ますだ やすひで）としていた期間があります。

アマチュア時代

千葉県の印旛高等学校に進学し、高校3年時には捕手としてチームを支えました。当時のチームには、後にプロでもチームメイトとなる土橋勝征氏が一学年上に在籍していました。高校卒業後は国士舘大学へ進み、東都大学野球リーグの2部リーグで通算12勝を記録するなど、投手としての才能を開花させました。

プロ野球選手として

大学での活躍が評価され、1991年のプロ野球ドラフト会議において、東京ヤクルトスワローズから3位指名を受け、念願のプロ入りを果たしました。背番号は入団当初から1997年まで「23」を着用しました。プロ入り後、1992年から一軍のマウンドを経験するようになります。

一軍での歩みと記録

プロ入り初の一軍登板は1992年9月2日、明治神宮野球場での読売ジャイアンツ戦でした。この試合では8回表に4番手として救援登板し、2イニングを投げ3失点という内容でした。また、プロ初先発は1992年9月13日、阪神甲子園球場での阪神タイガース戦で、3回と3分の2イニングを投げ、3失点で降板しています。キャリアの中で登録名の変更があり、1993年7月26日から1996年シーズン終了までは「増田 康栄」としてプレーしました。この増田康栄としてプレーしていた期間中の1996年には、自己最多となる22試合に登板するなど、チームに貢献しました。

待望のプロ入り初勝利は、この自己最多登板を記録した1996年に訪れます。1996年6月29日、明治神宮野球場での阪神タイガース戦で、2回表から2番手として救援登板し、5回を無失点に抑える好投を見せ、勝利投手となりました。これは、彼にとってプロキャリアにおける大きな節目となりました。

キャリア終盤と退団

1997年からは再び登録名を「増田 政行」に戻し、背番号も1998年からは「52」に変更しました。しかし、1998年以降は残念ながら一軍での登板機会がなく、1999年シーズン終了後にヤクルトスワローズを退団することとなりました。

プロ退団後

プロ野球選手としてのキャリアを終えた後も野球への情熱は衰えず、社会人野球の世界へ進みました。鷺宮製作所に所属し、現役を続けました。

増田政行氏は、アマチュア時代からプロ、そして社会人野球へと歩みを進め、特にヤクルトスワローズ時代には中継ぎや先発として一軍のマウンドを経験し、チームの戦力として尽力しました。

関連事項

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※本記事は公開されている情報に基づき構成されています。

年度別投手成績
（本記事では詳細な年度別成績の表は割愛しますが、NPB公式サイトなどで確認できます。）

記録
初登板：1992年9月2日 vs巨人（神宮）
初先発：1992年9月13日 vs阪神（甲子園）
初勝利：1996年6月29日 vs阪神（神宮）

背番号
23（1992年 - 1997年）
52（1998年 - 1999年）

登録名
増田 政行 （1992年 - 1993年7月25日、 1997年 - 1999年）
増田 康栄 （1993年7月26日 - 1996年）

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