増田英二

増田英二 - 日本の多才な漫画家

増田英二（ますだ えいじ、1985年8月13日生まれ）は、兵庫県出身の実力派漫画家です。彼の作品は、斬新なアイディアと魅力的なキャラクター展開に支えられ、幅広いジャンルで多くのファンを魅了しています。

経歴と初期の活動

増田は、少年時代に兵庫県姫路市の少年野球チーム「網干西ガッツバファローズ」に所属していたことがあり、2022年にはそのチームの結成45周年を祝う記念冊子の表紙を手がけました。彼は専門学校アートカレッジ神戸を卒業しており、そこでの同級生には有名な漫画家の古味直志や樋野友行がいます。2007年、増田は『巡回鬼』という作品で『週刊少年チャンピオン』の第67回新人まんが賞で奨励賞を受賞。この受賞が、彼の漫画家としてのキャリアをスタートさせるきっかけとなりました。

主な作品

増田英二は、『週刊少年チャンピオン』で多様な作品を連載しています。最初の短期集中連載は『獅狼ラビット』（2007年）で、続けて2010年に『透明人間の作り方』が掲載されました。さらに、2011年から2012年にかけて連載された『さくらDISCORD』や、2013年から2017年にかけてシリーズとして展開された『実は私は』は、そのストーリー展開やキャラクター設定が評価され、人気を博しました。『実は私は』は、連載の期間中にTVアニメ化や舞台化もされ、彼の知名度を一気に高める結果となりました。

また、『週刊少年ハチ』が2018年から2019年の間に連載され、2020年から2022年にかけては『夢見が丘ワンダーランド』を、『別冊少年チャンピオン』で連載しています。現在も『今朝も揺られてます』を連載中であり、彼のクリエイティブな才能は衰えることなく進化を続けています。

書籍カタログ

増田英二は、多数の作品を単行本としてまとめることにも積極的に取り組んでいます。『さくらDISCORD』は全5巻で2012年に出版され、同様に『実は私は』は全22巻で2013年から2017年にかけて刊行されました。『透明人間の作り方』は1巻の短編集として2014年に、そして『週刊少年ハチ』は全5巻として2018年から2019年にまとめられました。さらに、2020年に始まった『夢見が丘ワンダーランド』も全4巻に集約されています。2024年には、彼の最新作『今朝も揺られてます』が発表され、既に第一巻が登場しています。

影響と師匠

増田英二の作品には、彼自身のユニークなスタイルだけでなく、かつての師匠である村田雄介の影響も色濃く反映されています。このような師匠からの学びが、彼の創作活動に大きな影響を及ぼし、増田自身の才能と相まって、魅力的で個性あふれる作品に仕上げる手助けとなっているでしょう。

まとめ

増田英二は、彼の独特な表現力と多様な作品を通じて、日本の漫画界において重要な存在となっています。今後の作品にも期待が高まる中、彼の創作活動から目が離せません。

もう一度検索