増田裕司

増田裕司のプロフィールと将棋歴

増田裕司（ますだ ゆうじ）は、1971年2月7日生まれの将棋棋士で、奈良県御所市にルーツを持っています。彼は、森信雄のもとで修行し、棋士番号225を持つ実力派として知られています。

初期の経歴

増田は小学校6年生のとき、柔道の奈良県大会で3位という成績を収めましたが、その後将棋に魅了され、転向します。彼は森信雄の二番目の弟子となり、将棋界でのキャリアをスタートしました。森信雄は村山聖の師匠でもあり、その関連で増田は弟子の中でも特に注目されています。増田は、2008年に結婚し、森信雄の流派での披露宴も行われました。

将棋のキャリア

増田は14歳から奨励会に入り、21歳で三段リーグに参加しました。しかし、三段リーグではなかなか結果が出ず、長い間苦戦を強いられました。彼は満26歳の誕生日を迎える前に四段昇段できなかったものの、1997年度前期リーグでは好成績を収め、四段に昇段しました。この昇段は、将棋棋士としての立場を確立する上での重要なステップでした。

増田の成績は比較的安定しており、順位戦では初参加から10年間で61勝39敗という好成績を記録しましたが、C級1組への昇級には届きませんでした。2007年度の第57回NHK杯テレビ[[将棋トーナメント]]では、有名な棋士たちを相手にベスト8に進出するなど、実力を見せつけました。

竜王戦の成績

竜王戦では、2005年に5組優勝し、2008年には4組優勝を果たしましたが、本戦トーナメントでは初戦で敗退となりました。彼がその時対戦したのは、意外にも自らの弟弟子たちでした。2009年には五段に昇段し、さらにその後には六段にもなりましたが、順位戦では時折苦戦を強いられ、降級点を喫することもありました。

棋風と特徴

増田は基本的に居飛車党で、相矢倉や角換わりといった戦法を多用しますが、振り飛車戦法にも積極的に挑戦します。彼の棋風は、定跡に固執せず柔軟に対応する姿勢が特徴です。特に勝負どころでは、駒音が高くなる様子からも、勝負に対する真剣な姿勢が伝わってきます。

弟子としての影響

増田は、将棋界において多くの弟子を持ち、彼らの成長を見守りながら自身の知識と経験を伝授しています。彼の指導を受けた弟子たちも、それぞれ将棋界での活躍を目指しています。

昇段履歴と成績

• - 1985年：6級
• - 1989年：初段
• - 1997年10月1日：四段（プロ入り）
• - 2002年11月19日：五段（公式戦100勝達成）
• - 2009年9月11日：六段（120勝達成）
• - 2024年4月1日：七段（フリークラス規定達成）

増田裕司は、将棋界での存在感を保ちながらさらなる成長を目指しており、その未来に期待が寄せられています。

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