士別剣淵インターチェンジ

士別剣淵インターチェンジ：道央自動車道の北の玄関口

北海道上川郡剣淵町藤本町に位置する士別剣淵インターチェンジ (IC) は、道央自動車道における重要な拠点です。士別市との境に近く、NEXCO東日本管轄区間の終点という位置づけも持ちます。このインターチェンジの最大の特徴は、本線上に設置された士別剣淵本線料金所が日本最北の料金所である点です。

歴史と変遷

士別剣淵ICは、2003年10月4日に和寒IC～士別剣淵IC間の開通と同時に供用を開始しました。その後、2003年12月25日には士別～名寄間の整備が新直轄方式で決定され、2006年2月7日には士別剣淵IC～多寄IC間の整備が緊急事業として着工が決定するなど、段階的な拡張を遂げてきました。

当初、IC出入口付近にあった料金所は、交通状況の改善や効率化を図るため、2009年10月29日に本線上に移設されました。さらに、2018年12月にはIC番号が「13」から「48」に変更されています。利用者の利便性向上のため、2021年9月13日には本線料金所の一般レーンに料金精算機が設置され、スムーズな通行が可能となりました。

周辺環境の変化

インターチェンジ周辺の環境にも変化が見られます。かつてはJR北海道宗谷本線北剣淵駅が存在していましたが、利用者減少のため2021年3月13日に廃駅となりました。この変化は、地域交通の現状と課題を反映していると言えるでしょう。

道路接続状況

士別剣淵ICは、直接的には北海道道1161号士別剣淵インター線と接続しています。間接的には国道40号とも接続しており、広域的な交通アクセスを担っています。

士別剣淵本線料金所

本線上に位置する士別剣淵本線料金所は、4つのブース（入口2、出口2）を備えています。入口はETC専用レーン1つと一般レーン1つ、出口も同様にETC専用レーン1つと一般レーン1つで構成されており、出口レーンの一般ブースには料金精算機が設置されています。利用者は、自ら料金を精算するセルフ方式となっています。

将来展望

道央自動車道の更なる延伸計画も存在し、士別剣淵ICの役割は今後ますます重要になるでしょう。現在、多寄IC（仮称）の事業が進められており、将来的にはこの区間も開通する予定です。

まとめ

士別剣淵インターチェンジは、北海道北部における重要な交通結節点として、歴史的変遷や地域社会との関わりを踏まえながら、現在も進化を続けています。日本最北の料金所としての特徴も持ち合わせ、その存在は道央自動車道のみならず、北海道の交通インフラを考える上で重要な位置を占めていると言えるでしょう。今後の更なる発展が期待されます。

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