士幌町

北海道士幌町：大自然と農業が息づく町

士幌町（しほろちょう）は、北海道の河東郡に位置する町で、豊かな自然と農業が調和した場所です。十勝地方の北部に位置し、東は池田町、本別町、西は鹿追町、南は音更町、北は上士幌町と隣接しています。町の名前は、アイヌ語に由来するとされ、その語源には諸説あります。

地理

士幌町は、十勝平野の北部に位置し、南へ緩やかに傾斜した平坦な地形が特徴です。町の中心部には音更川が流れ、ウォップ川やパンケチン川などの支流が町を潤しています。町の東側には佐倉山の丘陵地帯が広がり、居辺川流域を隔てて本別町との境界には押帯の高台が位置しています。

主な山：

東ヌプカウシヌプリ (1,252 m)
佐倉山 (294 m)

主な河川：

音更川
士幌川
居辺川

気候

内陸性気候のため、夏と冬の寒暖差が激しいのが特徴です。年間平均気温は7℃と冷涼で、冬季には-20℃以下まで気温が下がることもあります。年間降雨量は平均913mmで、山麓と平地で若干の差が見られます。

歴史

士幌町の開拓は、明治時代に始まりました。1898年（明治31年）に岐阜県から美濃開墾合資会社の一行が入植し、中士幌地区を開拓したのが町の発展の礎となりました。その後、音更村沿岸百戸分（士幌地区）の入植開拓が行われ、人々の移住が促進されました。

1898年：美濃開墾合資会社の一行が中士幌に入植
1921年：音更村から分村し、川上村となる
1926年：川上村から士幌村に改称
1962年：町制施行し、士幌町となる
1994年：岐阜県美濃市と姉妹都市提携

行政

現在の町長は髙木康弘氏です。町役場は、町民生活を支える様々な行政サービスを提供しています。

議会は、12名の議員で構成され、定例会や委員会を通じて町の政策決定に関わっています。

経済・産業

基幹産業は農業で、特にじゃがいも、小麦、豆類などの生産が盛んです。士幌町農業協同組合（JA士幌町）が中心となり、農産物の生産から加工、販売までを一貫して行っています。近年では、ブランド牛「しほろ牛」の生産にも力を入れています。

交通

鉄道は通っていませんが、バス路線が整備されており、近隣の市町村へのアクセスが可能です。主要道路としては、国道241号、国道274号が通っており、自動車での移動も便利です。

バス：士幌町コミュニティバス、十勝バス、北海道拓殖バス
道路：国道241号、国道274号

観光・レジャー

士幌高原ヌプカの里: 広大な景色を楽しめる
道の駅ピア21しほろ: 地元の特産品やお土産を購入できる
しほろ温泉プラザ緑風: 温泉でリラックスできる

名産・特産品

じゃがいも
しほろ牛
チーズ
ミニトマト
アイスクリーム
シーベリー

士幌町ゆかりの人物

太田寛一 - 元士幌農協組合長、元ホクレン会長

士幌町は、豊かな自然と人々の温かさが魅力の町です。ぜひ一度、訪れてみてください。

もう一度検索