変なおじさんTV

変なおじさんTV

『変なおじさんTV』（へんなおじさんティービー）は、日本のフジテレビで2000年から2002年にかけて放送されたバラエティ番組です。この番組は、イザワオフィスが制作し、全89回にわたり毎週水曜日の深夜に放送されました。番組の中心には、志村けんがあり、彼のユーモアとコミカルな演技が存分に楽しめる番組として、多くの視聴者に愛されました。

番組の特徴

この番組は、1996年から始まった「Shimura-X」シリーズの流れを受けており、志村けんのショートコントが復活したことで知られています。特に、番組名に「志村けん」という冠が入っていない点が独特であり、彼が演じるキャラクター「変なおじさん」に焦点を当てた内容となっています。番組の前半では、出演者による新作のショートコントが紹介され、その後の番組や再放送でも傑作として再登場することがありました。

後半に入ると、志村が扮する「変なおじさん」は、優香演じる彼の娘と共におでん屋台を構え、ゲストを招いてトークを繰り広げました。このトークコーナーでは、ゲストの趣味や好きな物についてのイラストを基にした会話が展開され、視聴者に楽しさを提供しました。

出演者とコーナー

番組には、志村けんのほかにも優香、ダチョウ倶楽部の肥後克広と上島竜兵、アリtoキリギリスの石井正則と石塚義之、川上麻衣子など、多彩な出演者が参加しました。特に、川上麻衣子は番組初期のレギュラーとして活動し、後期にはコントやゲストとして出演を続けました。

また、番組内には「変なおじさんパラパラ」というコーナーもあり、パラパラオールスターズと共に、コミカルなダンスを披露する場面がありました。パラパラの流行に乗り、当時の人気の曲に合わせたパフォーマンスは、視聴者にとって新鮮で楽しめるものでした。家族コントも重要な要素で、志村けんを父とする一家の日常を描いたものが視聴者の心を掴みました。

再放送とその他の情報

『変なおじさんTV』は、2012年から2014年にかけてファミリー劇場で再放送されました。一部の回は放送休止となることもありましたが、長期間にわたって視聴者に親しまれてきました。また、青森放送では、他番組の休止時に穴埋めとして放送されることもあり、地方でも愛される存在でした。

番組のスタッフは、さまざまな役職に分かれ、朝長浩之や鈴木しげき、中野義博などが作・構成を担当しました。音楽にはたかしまあきひこが関わり、技術面でも高いレベルでの制作が行われました。

この番組は、日本のバラエティ界において、忘れがたい存在として位置付けられています。流れるユーモア、変なおじさんの魅力、そして多彩な企画は、当時の視聴者に深い印象を残しました。

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