夏子と千和のツンピリラヂヲ

『夏子と千和のツンピリラヂヲ』は、山芳製菓のウェブサイトで配信されていたインターネットラジオ番組です。2008年10月24日に配信を開始し、2014年6月30日に最終回を迎えました。その後、公式サイトも閉鎖されています。

2009年8月2日からは、ABCラジオとCBCラジオでの地上波放送も開始されました。さらに同年10月11日からは文化放送でも放送が始まり、3大都市で同時刻ネットという体制が実現しました。しかし、2011年10月2日にCBCラジオでのネットが終了、2012年4月には文化放送が放送時間変更となり同時刻ネットは解消されました。その後、2012年10月23日からは音泉でも配信が開始されています。

番組は、パーソナリティの桑谷夏子さんと斎藤千和さんが、リスナーから寄せられたお便りやコーナー企画を通じて、独特な世界観を繰り広げました。番組の配信サイトは、当初は山芳製菓のサイトで、毎週金曜0時に配信されていましたが、後に毎週月曜24時に変更されました。地上波では、ABCラジオが毎週日曜24:30～25:00、文化放送が毎週日曜25:30～26:00に放送され、ナイター中継延長による時間変更や休止もありました。

番組スポンサーは山芳製菓で、パーソナリティのキャッチコピーをリスナーから募集する企画は、番組オープニングの定番でした。番組終了時のコーナーとしては、リスナーからのお題に沿ってフリートークをする『無茶ぶりフリートーク』、普通のお便りを紹介する『ふつおた』、山芳製菓の新製品について語る『ヤマヨシセーカ世界征服への道！』、自己中心的でイラッとする言い訳を紹介する『自己チュー言い訳「イラッ！」』、大人の女性とはこうあるべきというセリフを募集する『オトナのオンナ講座〜シャバダバ〜』、ジングルを募集する『月刊ジングルリクエスト』、ことわざや格言をツンピリ的に言い換える『ツンピリ学校・国語の時間』などがありました。

過去のコーナーには、『ツンピリ体験』、『おかしな体験』、『ツン子とピリ子』、『五・七・五ピリピリ』、『麗しのタイガー・ホース・ガール』、『開運ツンピリ五種んクギ』、『ジングル入魂』、『幻のわさビーフ』、『ツンピリッター』、『夏子と千和の婚活でGO!』、『あま〜いささやき』、『パチパチプレポ』、『妄想ロールプレイ』など、バラエティ豊かな企画が展開されました。

また、番組内では『ツンピリ賞』という企画もあり、採用されたネタの中で最も良かったものに、パーソナリティの名刺ステッカーや山芳オリジナルグッズが贈られていました。初期はツンピリ賞受賞者のみに名刺ステッカーが贈られていましたが、後に採用者全員に贈られるようになり、ステッカーコンプリート者には缶バッジが贈られるようになりました。

番組には、遠藤雅伸さん、西本Pさん、大槻ケンヂさん、一龍斎貞寿さんなど、様々なゲストが出演しました。

さらに、番組の番外編として、モバイル版の『ツンピリラヂヲ』「ツンもば」が、山芳製菓の携帯サイトで配信されていました。これは週1回配信で、全125回が配信されました。また、2010年12月19日には、USTREAMで生配信された特別番組『夏子と千和のツンピリTV』も放送されました。

番組内では、『タワー オブ アイオン』のプレイ動画が流れたり、遠藤雅伸さんのメッセージが流れたり、ポテトチップス「ガラムマサラ味」の試作品を遠藤雅伸さんに直接渡すシーンをまとめた特別な動画が配信されるなど、ユニークな企画も行われました。

ABCラジオでの放送では、一時、番組が1週間の最終番組となっていた時期もありました。また、CBCラジオでの最終回は、他局での放送や配信版とは異なる内容となっていた点が特徴的です。

『夏子と千和のツンピリラヂヲ』は、桑谷夏子さんと斎藤千和さんの個性的なパーソナリティと、リスナーとの交流が魅力の番組でした。山芳製菓という企業がスポンサーでありながら、番組独自の面白さで多くのファンを魅了しました。

番組に関連する情報としては、わさビーフや、桑谷さんと斎藤さんがコンビを組んでいたラジオ番組『VOICE CREW』などが挙げられます。また、番組の公式サイトやX（旧Twitter）のアカウントも存在していました。

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