アメリカ合衆国国務省に属する外交保安局(Bureau of Diplomatic Security)は、国務省が業務を円滑に遂行するために、国内外で発生する様々な安全上の脅威を防止・排除することを目的としています。
概要
外交保安局は、以下の様な多岐にわたる任務を遂行しています。
要人警護: 国務省高官や
アメリカ合衆国を訪問する外交使節の身辺警護を行います。
在外公館警備: 世界各地に存在する在外公館の警備、防諜活動を行います。
在外邦人保護: 海外に居住するアメリカ国民の保護を行います。
情報収集: 各国の外交安全保障に関する情報の収集と分析、対応を行います。
犯罪捜査: 旅券偽造や国際テロ犯罪など、外務行政に関連する連邦犯罪の捜査を行います。
これらの任務は、特別捜査官である外交保安官と、事務官、技官によって遂行されます。外交保安官は、連邦法、
国際法、各国との協定に基づき、必要に応じて武器の携帯・使用が認められています。
関連事項
外交保安局に関連する事項として、以下のものが挙げられます。
領事館警察
アメリカ海兵隊保安警護隊
映像作品における描写
外交保安官は、以下の様な映像作品に登場することがあります。
追跡者 (1998年の映画)
ボーン・アイデンティティー - 在
チューリッヒ米国領事館内で、ジェイソン・ボーンを捕えようとした人物が外交保安官として描かれています。
アマルフィ 女神の報酬
外交官・黒田康作
24 -TWENTY FOUR-シーズン9 - 第4話の在英アメリカ大使館のシーンで、「DSS」のジャケットを着用した外交保安官が登場します。
外部リンク
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公式サイト
外交保安局は、
アメリカ合衆国の外交活動を安全に遂行するために不可欠な存在です。彼らの活動は、国際社会の安定にも貢献しています。