多々羅温泉(たたらおんせん)
多々羅
温泉は、
愛媛県今治市上浦町井口に位置する自然豊かな
温泉地で、
瀬戸内海の
大三島にあります。あなたが求める癒しのスポットとして、多くの人々に愛されてきました。
温泉の効能を求める観光客だけでなく、地元の住民にも親しまれている場所です。
この
温泉は、含弱放射線のカルシウム・ナトリウム塩化物冷
鉱泉です。
源泉温度は22.3℃で、
湧出量は毎分17リットルと豊富です。約1000メートルの
ボーリングを行い、開発された
源泉から湧き出るお湯は、リラクゼーション効果が高いと評判です。湯船では循環・加温が行われており、常に快適な入浴が楽しめます。
施設情報
1995年にオープンした「しまなみの湯多々羅
温泉」は、上浦町が運営する
日帰り入浴施設です。地元の観光業者である株式会社しまなみがその後管理し、
2018年からはNPO法人「輝け上浦」が運営を引き継ぎました。年間約5万人が訪れるこの
温泉は、総事業費約2億2千万円をかけて整備されました。さらに、近隣には多々羅スポーツ公園内に
日帰り入浴施設「三島の湯」もあり、
温泉巡りを楽しむことができます。
歴史と影響
多々羅
温泉はその歴史の中で数多くの出来事がありましたが、特に
2018年7月に発生した西日本豪雨は、大きな影響を与えました。この豪雨では、
温泉の
源泉タンクや変電設備が土砂に埋もれるなどの被害があり、
今治市は復旧に必要な費用が総事業費に匹敵する約2億円となることから、復旧を断念し、
温泉の廃止を決定しました。この出来事は、多くの利用者にとって非常に悲しい知らせでした。
アクセス情報
多々羅
温泉へのアクセスは非常に便利です。車を利用する際は、
西瀬戸自動車道の
大三島インターチェンジから約5分で到着できます。公共交通機関を利用する場合は、
しまなみライナーの「
大三島IC」停留所で下車し、そこから徒歩で約20分、
大三島島内バスの「戸板」停留所からは徒歩約10分です。また、
レンタサイクルを利用することで、道の駅
今治市多々羅しまなみ公園から約3分ほどで
温泉に到着できます。
最後に
多々羅
温泉は、美しい自然環境に囲まれた観光スポットであり、
日帰り入浴施設や周辺の観光地とともに訪れる価値があります。地元の人々の温かいおもてなしが感じられるこの
温泉地で、心ゆくまでくつろいでみてはいかがでしょうか。