夢番地一丁目

「夢番地一丁目」について

「夢番地一丁目」（ゆめばんちいっちょうめ）は、1981年1月21日に発売された石川ひとみの10枚目のシングルで、発売元はNAVレコードです。このシングルは、日本の音楽シーンにおいて特に重要な作品の一つとなっています。

概要

この楽曲のA面曲は、東京12チャンネル（現・テレビ東京）のバラエティ番組「お化けのサンバ」のエンディング・テーマとして使用され、同番組は1980年5月から1981年3月の間に放送されていました。石川ひとみ自身も出演していたこの番組の影響で、楽曲は多くの人々に親しまれることとなりました。

「夢番地一丁目」の歌詞は、ずっと以前から石川の楽曲を手掛けていた作詞家の山上路夫によって書かれたもので、彼が石川の曲の作詞を手掛けるのはこのシングルが初めてのことでした。A面とB面の楽曲両方に彼の歌詞が使われています。アレンジは、渡辺茂樹が担当しており、作曲は芳野藤丸によるものです。

このシングルが制作されるまでの背景には、大学の近くでフォーク喫茶が流行していたという時代背景があります。新たにディレクターに就任した長岡和弘は、それに触発されて、そうした喫茶店で流れるような楽曲を意識して制作しようと考えたことが、楽曲の方向性に影響を与えたと言われています。

収録曲

• - 夢番地一丁目（3分28秒）

- 作詞：山上路夫
- 作曲：芳野藤丸
- 編曲：渡辺茂樹

• - 人形が見てる（3分47秒）

- 作詞：山上路夫
- 作曲：佐瀬寿一
- 編曲：渡辺茂樹

このシングルの発表から数十年が経った2021年4月には、石川ひとみにとって初の配信ライブ「石川ひとみ LIVE「わたしの毎日」」開催において、この「夢番地一丁目」が演奏されました。このイベントは、彼女の音楽活動における新たな一歩を象徴する出来事となりました。

まとめ

「夢番地一丁目」は、その独自のメロディーと心温まる歌詞によって、石川ひとみの代表曲の一つとして今もなお多くのファンに愛されています。バラエティ番組と結びついたこの楽曲は、放送当時の日本における音楽・文化の一端を垣間見ることができる作品であり、その影響は今も色あせることなく、後の世代へと引き継がれています。

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