大久保秀昭

大久保 秀昭について

大久保秀昭（おおくぼ ひであき）は、1969年7月3日に神奈川県愛甲郡清川村で生まれた元プロ野球選手で、現在はENEOS野球部の監督を務めています。高校時代から野球に情熱を傾け、影響力のあるキャリアを築いてきました。彼は外野手としてプロ入りするも、様々な挑戦があった選手人生を歩んできました。

経歴：プロ入り前

大久保は桐蔭学園高校に通い、同高で捕手を務めていた関川浩一らと共に活躍しました。3年春には県大会で優勝し、関東大会でもベスト4に進出。進学先は慶應義塾大学となり、1991年には東京六大学野球に主将として出場し、春秋の連覇に貢献しました。この間、彼は100試合に出場し、94安打を記録するなど、将来的な活躍が期待される選手となりました。

1992年には日本石油（現ENEOS）に入社し、社会人野球で頭角を現しました。代打満塁本塁打を含む多くの記録を残し、名選手として名を馳せました。1995年にはアトランタオリンピックの日本代表に選ばれ、銀メダル獲得に貢献しました。

プロ野球選手時代

1996年のNPBドラフトで近鉄バファローズから指名を受けプロ入り。しかし、プロ入り早々に右肩の故障に悩まされ、捕手としては一度も一軍の試合に出場できませんでした。外野手としての登録に切り替えられましたが、1999年には代打としての活躍を見せました。この年、特に記憶に残るのは西武ライオンズとの試合での決勝本塁打です。

2000年には若手選手の台頭により出場機会が減少し、2001年に戦力外通告を受けるまで、数少ない出場機会でその存在感を示しました。戦力外通告を受けた年に、同じく大学時代のバッテリー仲間であった小桧山も退団することになり、感慨深い瞬間でした。

引退後

引退後、大久保は近鉄にて広報活動を行った後、湘南シーレックス（横浜ベイスターズ二軍）にて打撃コーチを務めることになります。その後、古巣のENEOSから監督に就任すると、若手選手を育成し、数回の都市対抗野球大会優勝に導くなど、指導者としての実績も積み重ねました。

2015年からは母校である慶應義塾体育会野球部の監督を務め、リーグ優勝に導くなど、さらなる成功を収め、その後もENEOS野球部の監督として活躍を続けています。

プライベートと人柄

私生活では、妻が俳優の大東めぐみで、1998年に結婚しました。妻は野球に詳しくなく、大久保が練習中にできたアザを見て心配したエピソードもあるなど、家庭でも面白いエピソードが多数存在します。また、彼の兄もかなりの実力者で、桐蔭学園高校時代に正捕手として活躍していました。

おわりに

大久保秀昭は、選手として、また指導者としても多くの成果を残してきた人物です。彼のキャリアは、野球を通じた情熱と努力の象徴であり、今後も多くの選手たちにその経験を伝えていくことでしょう。

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