大内義昭

大内義昭について

大内義昭（おおうち よしあき、1960年3月14日 - 2015年5月22日）は、福岡県を拠点に活動した日本のミュージシャン兼プロデューサーです。彼は自身の音楽事務所「アイム・ヒアー」の代表を務め、数々のアーティストへ楽曲を提供しました。

生い立ちと音楽キャリアの始まり

福岡県八幡市（現・北九州市八幡西区）にて生まれた大内義昭は、北九州市立引野中学校と八幡大学付属高等学校（現在の九州国際大学付属高等学校）を卒業後、1980年代から音楽活動を開始します。初めはグループ「DU-PLEX」のメンバーとして音楽界に登場し、「サイキック・マジック」などの楽曲をリリースしました。

映画の世界でも活躍

1994年にはNHK紅白歌合戦に女優藤谷美和子と共に『愛が生まれた日』で出場し、瞬く間に多くの視聴者の心をつかみました。この楽曲はオリコンチャートで最高5位を記録し、ミリオンセラーを達成するなど、彼のキャリアにおいて非常に重要な作品となりました。

その後、地元に帰郷し小倉に在住してからは、音楽活動だけでなく「九州アーティスト学院」を開校して若手アーティストの育成にも力を入れました。海の見えるこの街では、音楽教育の場を提供し、彼自身の創作活動も続けました。

地元貢献と国営放送との関係

彼は北九州市立あやめが丘小学校や九州国際大学付属中学校の校歌の作詞作曲も手がけるなど、地域貢献にも注力しました。さらに、NHK北九州放送局との関係が深まり、同局の番組にも出演し、多くのテーマ曲を提供しました。これにより彼の音楽は地域全体に広がり、愛され続けました。

病との闘いと晩年

2014年、大内義昭は食道癌と診断されますが、その後も音楽活動を続けながら治療に励みました。しかし、2015年5月に体調が急変し、最終的には病院で亡くなりました。享年55歳でした。彼の死は多くのファンや仲間たちに惜しまれ、200人以上が彼をしのぶ会に参列しました。

レガシーと賠償

大内の個人事務所は、彼の死後に『株式会社 大内義昭ミュージックアソシエイト』と改名され、彼が残した作品やアーティストを引き続き支援しています。彼の音楽は世代を超えて影響を与え続け、特に九州の音楽シーンに多大な貢献をしたことで知られています。

ディスコグラフィ

アルバム

• - TDK

- 『Back Seat』（1989年）
- 『Remember Blues』（1990年）
- 『TENDERNESS』（1992年）

• - コロムビア

- 『Lady Blue』（1994年）
- 『Tear drops』（1996年）

• - ベスト

- 『FLASH BACK』（1994年）

代表曲

• - 愛が生まれた日（1994年）
• - シティ神戸（1995年）
• - ギラヴァンツ北九州球団歌（2010年）

大内義昭の人生と音楽は、多くの人々に影響を与え、その遺産は今後も引き継がれていくことでしょう。

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