大分県人会

大分県人会：故郷を繋ぐ、県外・海外の絆

大分県人会は、大分県出身者が県外や海外で組織する親睦団体の総称です。遠く離れた地で、故郷を想い、人々が集い、支え合うコミュニティとして、その役割を果たしてきました。

歴史

その起源は昭和初期に遡ります。当時、在京の大分県人たちは、いくつかの小規模な県人会や明治会、大分県青年会などを組織し、それぞれに活動していました。1928年、上田保（後の大分市長）が、塚崎直義（後の最高裁判所判事、日本弁護士連合会会長）に働きかけ、これらの団体を統合。河合操（陸軍大将）を会長として両豊倶楽部が設立されました。この倶楽部は、旧府内藩主邸で花見会を開くなど、活発な活動を展開しました。

その後、在京の大分県人会は、形を変えながらも活動を継続。両豊倶楽部は、在京大分県経済人の親睦会としてその名をとどめています。

海外に目を向けると、1952年に設立されたブラジル大分県人会を皮切りに、20の国と地域で大分県人会が活動しています。かつてはアジア地域の大分県人会代表が集まる「アジア大分県人会サミット」も開催されていましたが、事業見直しにより2003年に終了しました。

近年では、2011年にFacebookを基盤とした「大分県人会インターナショナル」がニューヨークで発足。900人を超える会員数を誇り、世界中の大分県人がオンライン・オフラインで交流を深めています。

各地の大分県人会

日本国内

在京大分県人会：2008年に設立80周年を迎えました。吉田茂（元厚生大臣）、野村吉三郎（元全日本空輸社長）、辻亨（元丸紅社長）、前田晃伸（元みずほフィナンシャルグループ社長）など、各界の著名人が会長を務めています。
関西大分県人会
京都大分県人会
兵庫神戸大分県人会
東海大分県人会
広島大分県人会
和歌山大分県人会
福岡大分県人会
北九州大分県人会
熊本大分県人会

日本国外

北京大分県人会
上海大分県人会
香港大分県人会
韓国大分県人会：2000年設立。
NY大分県人会：2011年設立。「大分県人会インターナショナル」を母体として発足。
L.A.大分県人会
ハワイ大分県人会：1968年設立。
ブラジル大分県人会：1952年10月設立。
* ペルー大分県人会

大分県人会は、時代とともに形を変えながらも、故郷を愛する人々の繋がりを育み、支え合う存在として、これからもその役割を果たしていくでしょう。

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