大分県道28号森耶馬溪線

大分県道28号森耶馬溪線：深耶馬溪の絶景を巡る主要地方道

大分県道28号森耶馬溪線は、大分県玖珠郡玖珠町を起点に、中津市耶馬溪町に至る主要地方道です。耶馬日田英彦山国定公園に指定された深耶馬溪という景勝地を貫通しており、多くの観光名所が沿線に点在していることから、ドライブコースとしても人気があります。

美しい景観と観光スポット

この路線は、雄大な自然美を誇る深耶馬溪を横断します。沿道には、国の名勝にも指定されている「一目八景」や、渓谷美が印象的な「錦雲峡」など、多くの見どころがあります。これらの景観は、四季折々の変化に富み、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。さらに、温泉地として知られる「鴨良温泉」や、耶馬溪湖を湛える「耶馬渓ダム」など、多様な観光資源が点在しており、ドライブを楽しみながら、様々な観光スポットを訪れることができます。

交通アクセスと道路状況

2012年には、中津日田道路の耶馬溪山移ICが開通しました。これにより、耶馬溪町中心部へのアクセスが大幅に向上し、観光客の利便性が向上しました。

道路状況としては、おおむね2車線の比較的走りやすい道路ですが、一部区間、特に玖珠郡玖珠町と中津市の境界付近には、2車線未満の狭路や、予告なく中央線が切れ、幅員が狭くなるブラインドカーブが存在します。運転される際は、速度を控え、十分に注意して走行することが必要です。

歴史と道路施設

この道路は、1993年（平成5年）5月11日に建設省によって主要地方道に指定されました。

道路上には、いくつかの橋梁とトンネルが存在します。主な橋梁として、耶馬渓湖に架かる「柿瀬橋」があります。また、トンネルとしては、玖珠町にある「鹿倉トンネル」（延長34m、1951年竣工）、「錦雲峡トンネル」（延長68m、1980年竣工）、「物部トンネル」（延長380m、1983年竣工）などがあります。これらの道路施設は、安全で快適な走行を確保するために重要な役割を果たしています。

沿線の施設と地理

路線沿いには、山移郵便局や中津市立耶馬溪中学校などの公共施設もあります。

この道路は、玖珠郡玖珠町と中津市という2つの自治体を貫いています。起点は大分県玖珠郡玖珠町大字森（国道387号交点）、終点は大分県中津市耶馬溪町大字柿坂（柿坂歩道橋交差点、国道212号交点）です。

まとめ

大分県道28号森耶馬溪線は、深耶馬溪の豊かな自然と歴史、そして現代の交通網が融合した、魅力的な道路です。美しい景観を楽しみながら、安全運転でドライブをお楽しみください。ただし、一部区間は狭隘なため、注意が必要です。

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