大分県道511号大分港線

大分県道511号大分港線：大分市中心部から港湾地区を結ぶ主要道路

大分県道511号大分港線は、大分県大分市の中心部を起点に、大分港に至る一般県道です。全長約4キロメートルで、市街地と港湾地区を繋ぐ重要な役割を担っています。

起点から新川交差点：6車線の広々とした道路

起点は大分市都町1丁目にある昭和通り交差点。国道197号と交差し、そこから北へ伸びる大分市道中央通り線（中央通り）と接続しています。新川交差点までは、片側3車線の6車線道路となっており、幅員が広く、交通量も多くなっています。

この区間は、大分市の中心地を通り、多くの公共施設が建ち並んでいます。大分中央警察署、大分地方裁判所、大分法務総合庁舎といった官公庁の他、みずほ銀行大分支店など金融機関も立地。さらに、大分市立荷揚町小学校、大分市立中島小学校といった学校施設もこの区間を通過します。

新川交差点から大分港：2車線道路へ

新川交差点を過ぎると、道路は2車線へと狭くなります。新川交差点から終点までは、北北西の方向へ進み、最終的に大分港付近にある新川町2丁目交差点に至ります。この区間は、港湾関連施設や商業施設などが点在しています。大分短期大学、大分東明高等学校・向陽中学校などもこの付近にあります。また、歴史ある大分念法寺も沿線に位置しています。

交通量と道路構造

2010年の一般交通量調査によると、新川一丁目付近の昼間12時間自動車類交通量は7,893～9,140台、24時間では10,590～12,065台と、かなりの交通量を記録しています。道路幅員は、起点から新川交差点までは道路部幅員36.00m、車道部幅員22.00m、車道幅員20.00m、中央帯幅員2.00m、歩道幅員は上り下り共6.20mと、非常に広い構造となっています。新川交差点以降は2車線となるため、幅員は狭くなりますが、それでも港湾地区へのアクセス道路として重要な役割を果たしています。

周辺環境

大分県道511号大分港線沿線には、官公庁、学校、金融機関、商業施設などが集積しており、大分市の経済活動において重要な役割を果たしています。また、大分港へのアクセス道路として、物流面でも重要な役割を担っています。さらに、沿線には、歴史的な建造物や緑地なども点在しており、多様な表情を見せています。

まとめ

大分県道511号大分港線は、大分市の中心部と港湾地区を結ぶ重要な道路です。6車線道路と2車線道路の異なる区間が存在し、沿線には様々な施設が立地しています。交通量も多く、大分市の経済活動や物流において重要な役割を担っていると言えるでしょう。今後の都市開発や交通状況の変化によって、この道路の整備や交通管理がどのように変化していくのか、注目されるべきでしょう。

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