大和市営大和スポーツセンター競技場

大和市営大和スポーツセンター競技場

大和市営大和スポーツセンター競技場は、神奈川県大和市上草柳に位置する陸上競技場です。この施設は、1990年4月に開設された大和スポーツセンターの一部として、同年の3月に完成しました。競技場は、広々とした98×65mのフィールドを持っていますが、サッカーの国際規格にはわずかに届かないサイズです。しかしながら、日本女子サッカーリーグの大和シルフィードのホームゲームや、天皇杯、JFL、なでしこリーグ1部、Jユースカップなど、さまざまなレベルの国内アマチュア公式戦が頻繁に行われており、地域のスポーツシーンにおいて重要な役割を果たしています。

2016年4月10日より、この競技場は「大和なでしこスタジアム」という名称でも知られており、多くのスポーツファンに親しまれています。収容人数は2952人で、2000席以上が固定席のメインスタンドに配置されています。その他の観客席は芝生エリアとなっており、よりリラックスした雰囲気の中で試合を観戦できます。照明設備も整っており、150ルクスの明るさを提供します。

施設の特徴

競技場内の陸上トラックは、あらゆるレベルの競技者に対応できるよう、8レーンの1周400m、直線100mのコースを整備しています。この施設は、日本陸連公認の第3種競技場の資格を有しており、全天候型のウレタン舗装が施されています。ただし、建設から年月が経つにつれ、部分的に劣化が見られるため、近年では冬季の改修工事が実施されています。

一般の利用者も多く来場しており、やり投げや砲丸投げといった競技のための特定日も設けられています。メインスタンドの下には、雨天時の50m走路も完備されており、天候に関係なく練習を行うことが可能です。さらに、バックスタンドには芝生エリアがあり、道路と競技場の間には限られたスペースがあります。

主なイベントとアクセス

大和市駅伝競走大会のスタート・ゴール地点としても使用されるこの施設では、他にも夏季巡回ラジオ体操など、さまざまなイベントが開催されています。多くの学校の練習場としても利用されており、大和市民のみならず広く開放されています。また、有名なアスリートたちもこの競技場でトレーニングを行っており、伊東浩司選手のようなトップレベルの競技者も訪れる場所です。

交通の便も良く、小田急江ノ島線や相鉄本線の大和駅から徒歩わずか5分でアクセスできるため、利用しやすく住民からの支持も高いです。ただし、道路を挟んで小田急江ノ島線に近いため、列車通過時には音が響くことがあります。緊急時には臨時ヘリポートとしても利用可能な施設となっています。

まとめ

大和市営大和スポーツセンター競技場は、地域のスポーツ活動を支える重要な施設であり、多様なスポーツイベントが行われているほか、一般の利用者にとってもアクセスしやすい環境が整っています。競技場の歴史と今後の発展に期待が持たれます。

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