大和榛原郵便局

大和榛原郵便局について

大和榛原郵便局（やまとはいばらゆうびんきょく）は、奈良県宇陀市に所在する郵便局です。かつては集配普通郵便局として利用されていたこの局は、民営化以前の郵便局として多くの地域住民に愛されてきました。特に「榛原」という名称は静岡県には他に存在するため、混同を避けるために「大和」の名前が付けられています。

概要

• - 住所: 〒633-0299 奈良県宇陀市榛原下井足90-1

沿革

大和榛原郵便局の歴史は1874年にまで遡ります。当初は萩原郵便取扱所として設立され、1875年には萩原郵便局へと昇格しました。1885年には貯金業務の取り扱いを開始し、1890年には榛原郵便局に改名された後、同年に為替業務も始まりました。1999年には電信局として機能し、1903年に現行の郵便局名に変更されました。

1967年の時点では、電話業務が大和榛原電報電話局へ移管され、1984年には現在の名称に改称されました。1986年には局舎が新築され、1990年に榛原比布郵便局の業務を引き継ぎました。さらに、2000年からは外国通貨両替や旅行小切手の扱いも始まりました。

2007年に民営化が進行した際、郵便事業の一部が大和榛原支店に移管されましたが、2012年に再度統合され、完全に大和榛原郵便局としての形を整えることとなりました。

提供サービス

この郵便局では、広範囲なサービスが提供されています。具体的には、以下の業務が利用可能です：

• - 郵便物の発送および受取
• - 印紙やゆうパックの取り扱い
• - 内容証明の発行
• - 貯金、為替、振替、振込、国際送金
• - 国債および投資信託に関するサービス
• - 生命保険や自動車保険の扱い
• - ゆうちょ銀行ATMの利用（ホリデーサービスを実施）
• - 宇陀市内の集配業務
• - 風景印を用いた郵便

印象的な風景印のデザインには、高山右近石碑や戒長寺の鐘、誕生釈迦立像が描かれており、局名は「大和榛原」と表記されています。使用開始日は1984年10月22日です。

周辺施設

大和榛原郵便局の周辺には多くの重要な施設があります。たとえば、宇陀市役所、奈良県立榛生昇陽高等学校、宇太水分神社、さらには国道370号が近くにあります。また、周辺にはヤマト運輸の拠点やココカラファイン、シャトレーゼなどもあり、利便性の高い場所に位置しています。

アクセス

郵便局へのアクセスは良好で、近鉄大阪線の榛原駅からは南西へ約500m、徒歩で約6分で到着します。また、奈良交通のバスを利用する場合は榛原大橋停留所が便利です。名阪国道の針ICからは南へ約11km、駐車場も完備されています（6台分）。

このように、大和榛原郵便局は歴史とともに進化し続け、地域社会に密着したサービスを提供する重要な拠点となっています。

もう一度検索