大在大橋

大在家大橋

大分県大分市の大野川に架かる橋梁、大在家大橋について説明します。かつてこの橋は「大野川大橋有料道路」の一部として、通行料金が必要な有料道路でしたが、2010年12月1日に無料化され、現在は一般道路として利用されています。

概要

大在家大橋は、主要地方道である大分県道22号大在家大分港線を構成する重要な要素です。この道路は、国道197号の交通混雑を緩和するためのバイパスとしての役割も担っており、地域の交通ネットワークにおいて重要な機能を果たしています。国道197号の渋滞対策として、かつて有料区間では料金に関する社会実験や割引施策も行われました。

歴史

大在家大橋を含む区間は、1980年1月25日に供用を開始しました。その後、交通量の増加に対応するため、1996年3月22日には従来の2車線から6車線への拡幅工事が完了し、通行能力が大幅に向上しました。

有料道路時代には、国道197号の渋滞軽減を目指した社会実験が行われ、2004年6月1日からは「大野川スイスイ作戦」として、平日の朝夕に通行料金を約半額とする試みが実施されました。また、料金徴収の効率化のため、2005年9月1日には縦列徴収システムが導入されました。社会実験を踏まえ、2005年12月20日には割引回数券「スイスイクーポン」の販売が始まり、本格的な割引施策が展開されました。

そして、2010年12月1日には、大在家大橋は他の有料道路である大分空港道路、米良有料道路とともに無料開放され、その有料道路としての歴史に幕を閉じました。これにより、周辺地域の交通アクセスはさらに向上しました。

有料道路時代の通行料金

無料化される以前の大野川大橋有料道路では、車種に応じた通行料金が設定されていました。主な料金は以下の通りです。

普通車: 100円
大型車(1): 150円
大型車(2): 360円
軽自動車等: 70円
* 軽車両等: 10円

また、11回、60回、100回綴りの回数通行券も販売されていました。さらに、「大野川スイスイ作戦」の一環として販売された「スイスイクーポン」を使用した場合、特に平日の朝夕には割引料金が適用されました。例えば、普通車は50円、大型車(1)は80円、大型車(2)は180円、軽自動車等は40円となりました（2006年4月時点）。これらの料金制度は無料化により廃止されました。

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