大垣警察署

大垣警察署について

大垣警察署は、岐阜県警察が管轄する大規模警察署であり、署長は警視正が務めています。かつては自ら隊の拠点が置かれていましたが、現在は署内に機動警ら課を設置し、地域の実情に合わせた活動を展開しています。

所在地と管轄地域

大垣警察署は、岐阜県大垣市江崎町422番地10に位置しています。管轄地域は以下の通りです。

大垣市（上石津町の区域を除く）
安八郡神戸町
安八郡輪之内町
安八郡安八町

これらの地域は、大垣市と安八郡を合わせて「大安（だいあん）地区」と呼ばれています。大垣市の大部分は、かつて安八郡に属していました。

沿革

2007年（平成19年）4月：輪之内町にあった仁木警察官駐在所が廃止され、墨俣警部補交番が駐在所に変更されました。
2008年（平成20年）4月4日：輪之内交番が移転し、新たな場所で開所しました。
2020年（令和2年）4月：大垣駅北側に駅北交番が新設され、受け持ち区域が変更されました。

交番と警察官駐在所

大垣警察署は、以下の交番と警察官駐在所を管轄しています。

交番

駅北交番（大垣市林町六丁目）
駅前交番（大垣市高屋町一丁目）
郭町交番（大垣市郭町二丁目）
三城交番（大垣市加賀野四丁目）
楽田交番（大垣市楽田一丁目）
割田交番（大垣市割田町）
島里交番（大垣市島里一丁目）
荒崎交番（大垣市長松町）
赤坂交番（大垣市赤坂新町）
神戸交番（神戸町大字神戸）
輪之内交番（輪之内町下大榑新田）
安八交番（安八町大森）

警察官駐在所

墨俣警察官駐在所（大垣市墨俣町上宿）

不祥事

2014年、大垣警察署の警備課が、風力発電施設建設に反対する住民の個人情報を中部電力の子会社であるシーテックに漏洩するという不祥事が発生しました。漏洩された情報には、反対運動に参加する住民や弁護士の個人名、学歴、病歴、住所、年齢などが含まれていました。この情報漏洩について、大垣署の副署長や署員は「治安維持」のためと主張しましたが、シーテックは個人情報の入手を認めています。この事件は、地方公務員法違反（守秘義務違反）にあたる可能性が指摘され、裁判にも発展しました。2022年2月には、裁判所によって違法な情報提供であると認定され、賠償が命じられました。

まとめ

大垣警察署は、地域住民の安全を守るために日々活動しています。しかし、過去には不祥事も発生しており、信頼回復に向けた取り組みが求められています。地域に根ざした警察署として、住民の期待に応える活動が期待されます。

出典

* 大垣警察署

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