大宮政志

大宮政志

大宮政志（おおみや まさし、1938年3月10日 - ）は、かつて日本競輪選手会東京支部に所属していた元競輪選手であり、岩手県岩手郡滝沢村（現在の滝沢市）出身です。彼は滝沢市スポーツ功労者としても知られています。

経歴

大宮政志は、盛岡第一高等学校在学中の1956年に、鎌倉で開催された第一回全国高等学校自転車道路競走中央大会において、個人および団体の部で優勝という輝かしい成績を収めました。さらに同年、大宮競輪場で開催された全国高等学校自転車競技選手権大会（インターハイ）のロードレース、すなわち「第1回全国高等学校自転車道路競走中央大会」（鎌倉～江の島～平塚の周回路）でも優勝を果たしました。これらの勝利は、彼の卓越した才能と努力を証明するものでした。

日本大学に進学後も、大宮政志は自転車競技の世界で活躍を続け、世界自転車選手権やローマオリンピックといった国際的な舞台にも出場しました。1962年には、ジャカルタで開催された第4回アジア競技大会の個人ロードレースで2位に入賞し、その実力を世界に示しました。1964年には、東京オリンピックの個人ロードレースおよび団体ロードレースに出場し、日本の代表として全力を尽くしました。

競輪選手を引退した後も、大宮政志は自転車競技への情熱を持ち続け、後進の育成に力を注いでいます。2012年時点では、昭和第一学園高等学校の自転車競技部コーチを務め、若手選手の指導に当たっていました。彼の豊富な経験と知識は、多くの生徒たちに受け継がれ、将来の自転車競技界を担う人材を育成することに貢献しています。

大宮政志のこれまでの功績は、滝沢市スポーツ功労者として称えられています。彼の選手としての輝かしい実績、そして引退後の後進育成への貢献は、多くの人々に感銘を与え続けています。

主な戦績

1956年：第一回全国高等学校自転車道路競走中央大会 個人・団体優勝
1956年：全国高等学校自転車競技選手権大会ロードレース優勝
1962年：第4回アジア競技大会 個人ロードレース2位
オリンピック出場：ローマオリンピック、東京オリンピック

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