大富村 (千葉県)

大富村について

大富村（おおとみむら）は、かつて千葉県山武郡（旧武射郡）に存在した村です。現在の山武市の中部に位置し、成東駅にほど近い場所にありました。村域は現在の国道126号線が通過しており、旧成東町の中心部とほぼ一体化していました。現在では、山武市立大富小学校などにその名が残されています。

歴史

1889年（明治22年）4月1日、町村制の施行に伴い、富田村、早船村、芝原村、寺崎村、真行寺村、島戸村、野堀村、新泉村が合併し、武射郡大富村が発足しました。1897年（明治30年）4月1日には、山辺郡と武射郡が統合され、山武郡が誕生しました。

1954年（昭和29年）10月1日、大富村は成東町、南郷村と合併し、新たに成東町が設置されたことにより廃止されました。その後、2006年（平成18年）3月27日に、成東町が山武町、松尾町、蓮沼村と合併して山武市が新設され、現在に至ります。

交通

鉄道

旧国鉄（現在のJR東日本）の総武本線が村域内を通過していましたが、村内に駅は存在しませんでした。ただし、至近には成東駅が位置していました。

道路

現在の国道126号が村域を通過しています。この国道は、合併後の1965年に制定されたものです。

関連情報

大富村は、千葉県の廃止された市町村の一つです。その歴史は、町村合併や市町村の再編という、日本の地方自治の変遷を象徴する事例の一つと言えるでしょう。現在では、その名前は小学校などの施設名として残り、地域の人々にその歴史を伝えています。

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