大山町 (板橋区)

東京都板橋区大山町の詳細情報

大山町は、東京都板橋区の南東部に位置する、丁目を持たない単独の町名です。この町は全域で住居表示が実施されており、板橋区の主要なエリアの一部を形成しています。町域は、北を仲町、北東を栄町、東を大山東町、南を大山金井町と幸町、西を大山西町、北西を弥生町とそれぞれ接しており、川越街道が西側を走っています。

地理と環境

大山町内には住宅が多く、板橋区立の小学校も立地しています。この地域は、住宅地としての性格が強く、日常生活に必要な施設が整っています。

歴史

大山町の歴史は古く、1871年に浦和県から東京府に編入されました。1889年には板橋町の一部となり、1932年からは板橋区の一部として行政区画が定められました。現在の「大山町」という町名が成立したのは1958年で、住居表示が実施されたのは1971年です。

地名の由来

「大山」という地名の由来は、神奈川県にある大山（阿夫利山）への「大山詣」と深く関わっています。江戸時代から、大山詣りの参詣者がこの地域を休憩地点として利用していたことから、自然と「大山」と呼ばれるようになったと言われています。また、大山街道の玄関口として、参詣者のための茶屋「二階屋」があったことも、この地名が定着した理由の一つと考えられています。

経済と産業

大山町の経済は、江戸時代からの歴史的な産業を背景に発展してきました。かつては、農業や質屋、呉服屋、荒物商など、様々な商売が営まれていました。現在では、スーパーマーケット、ドラッグストア、飲食店、銀行など、多様な店舗や企業が立地しており、地域経済を支えています。

主な店舗・企業:
コモディイイダ ハッピーロード大山店
スギ薬局 ハッピーロード大山店
すき家 ハッピーロード大山店
築地銀だこ 大山ハッピーロード店
楽天モバイル ハッピーロード大山店
リブラン
三菱UFJ銀行 大山支店
東京信用金庫 大山支店

2021年の経済センサス調査によると、大山町の事業所数は335、従業員数は2,773人となっています。

世帯数と人口

2024年3月31日現在の板橋区の発表によると、大山町の世帯数は2,958世帯、人口は4,909人です。このデータからも、大山町が一定の人口規模を持つ住宅地であることがわかります。

学区

大山町全域の小中学校の学区は、以下の通りです。
小学校：板橋区立板橋第六小学校
中学校：板橋区立板橋第一中学校

交通

鉄道

東武東上線：大山駅（各駅停車のみ）
上り：池袋方面
下り：成増・川越市・寄居方面

バス

国際興業バスが運行しており、池袋駅、赤羽駅、光が丘駅方面への路線があります。

道路

国道254号（川越街道）
東京都道420号鮫洲大山線
都市計画道路補助第26号線（建設中）

主要施設

ハッピーロード大山商店街
板橋ハッピーロード郵便局
板橋区立板橋第六小学校
瑞法寺

出身・ゆかりのある人物

城咲仁（タレント、元ホスト）
瀬田吉之助（瀬田不動産合資会社代表社員）
瀬田醻一（東京府多額納税者）
石川翔（プロ野球選手、中日ドラゴンズ所属）

その他

大山町の郵便番号は173-0023で、集配局は板橋郵便局です。


大山町は、歴史と現代が融合した魅力的な地域です。商店街の賑わいや住宅地の落ち着きが共存し、住民にとって暮らしやすい環境が提供されています。

もう一度検索