大嶺翔太

大嶺翔太 (おおみね しょうた)

大嶺翔太は1991年9月17日生まれ、沖縄県石垣市出身の元プロ野球選手です。主に内野手として活躍し、特に三塁手として多くの試合に出場しました。彼の兄、祐太もプロ野球選手で、共に千葉ロッテマリーンズに所属していました。

来歴・人物

プロ入り前

翔太は石垣島で生まれ、小学校2年生から野球を始めました。主に内野手としてプレーしていましたが、小学校6年生の際にはピッチャーも兼任するようになります。中学時代には軟式野球部で主にショートやピッチャーを務め、3年生の時には140km/hに到達するなど、その才能を見せつけました。

兄の祐太に憧れ、沖縄県立八重山商工高等学校に進学。1年生の夏には捕手としてレギュラーに選ばれ、その後も投手や遊撃手を兼任しました。しかし、3年生の夏の大会では興南高校に敗れてしまいました。

2009年のプロ野球ドラフトで、兄が所属する千葉ロッテマリーンズから3巡目で指名を受け、契約金4000万円、年俸600万円で仮契約を結びました。しかし、入団前に未成年ながら飲酒・喫煙で補導され、入団会見には登場できず、初年度の年俸は減額されることになりました。

プロ入り後

2010年に正式に入団した翔太は、イースタン・リーグの公式戦でチーム最多の90試合に出場し、打率.260、3本塁打、17打点を記録しました。その後、なかなか一軍での出場機会を得られなかったものの、2014年には登録名を本名の大嶺翔太に変更。08月にはプロ初ヒットを本塁打で飾り、初めて兄との兄弟同時出場も果たしました。

2015年には自らの努力が実り、ついに開幕一軍入りを果たしました。この年はキャンプから好調を維持し、NPB選抜に選出されるなど活躍しました。2016年は一軍に定着し、特に9月には打率.300を記録しました。

しかし、2018年に多重債務を抱えていることが明らかになり、球団との話し合いの結果、現役引退を決断します。引退後のインタビューでは、急な税金の増額が支払いに影響を及ぼしたことを語りました。

詳細情報

主な記録

• - 初出場: 2014年8月1日（対オリックス・バファローズ）
• - 初安打: 2014年8月7日（対東北楽天ゴールデンイーグルス）
• - 初本塁打: 同上、3回裏にソロ本塁打を記録。

背番号

• - 50（2010年 - 2018年）

関連項目

• - 沖縄県出身の人物
• - 千葉ロッテマリーンズの選手
• - 兄弟スポーツ選手一覧

大嶺翔太選手はその多才なプレースタイルと困難を乗り越える姿勢が印象的で、プロ野球の世界での経験は、これからの人生にも大いに活かされていくことでしょう。

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