大川美雄

大川美雄（おおかわ よしお）

プロフィール

大川美雄は、1922年12月3日に大阪府で生まれ、2008年12月9日に心不全のため亡くなった日本の外交官です。彼は、外務省国際連合局長、駐フィリピン特命全権大使、駐カナダ特命全権大使など、数々の要職を歴任し、日本の外交に大きく貢献しました。

学歴と初期のキャリア

旧制灘中学校、第三高等学校文科丙類を経て、1946年に東京帝国大学法学部を卒業しました。その後、外交官としてのキャリアをスタートさせ、在連合王国日本国大使館一等書記官として勤務しました。1964年には、外務省経済局スターリング地域課長に就任しました。1965年には、外務公務員採用上級試験委員（英語）を務めました。

外務省での活躍

1967年、外務省国際連合局政治課長に就任し、国際連合における日本の役割を担いました。1969年には、在フィリピン日本国大使館参事官として、フィリピンとの外交関係強化に尽力しました。1970年には、在ジュネーヴ日本国総領事館総領事、在ジュネーヴ国際機関日本政府代表部参事官を務め、国際機関との連携を深めました。

大使としてのキャリア

1975年には、外務省国際連合局長に就任し、国際連合における日本のプレゼンスを高めました。1979年には、軍縮委員会日本政府代表部特命全権大使として、軍縮問題に取り組みました。1982年には、駐フィリピン特命全権大使に任命され、フィリピンとの友好関係の構築に貢献しました。1986年には、駐カナダ特命全権大使として、カナダとの外交関係を強化しました。

退官後の活動と晩年

退官後は、東京銀行顧問、日本交通公社顧問、東洋英和女学院大学客員教授など、様々な分野で活躍しました。1993年には、長年の功績が認められ、勲二等旭日重光章を受章しました。2008年には、叙従三位が贈られました。同年12月9日、心不全のため86歳で生涯を閉じました。

まとめ

大川美雄は、日本の外交官として、国際社会での日本の地位向上に大きく貢献しました。彼の長年にわたる外交活動は、日本と世界各国との友好関係を深める上で重要な役割を果たしました。また、退官後も教育や民間分野で活躍し、その影響力は多岐に渡りました。

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