大庭村 (兵庫県)

大庭村（おおばむら）

大庭村は、かつて兵庫県美方郡に存在した村です。現在の新温泉町の中心部から南東にかけての一帯に位置していました。この地域は、豊かな自然に囲まれており、蓮台山、久斗山、三成山などの山々に囲まれ、岸田川や久斗川などの河川が流れていました。

歴史

大庭村は、1889年（明治22年）4月1日に、町村制の施行によって誕生しました。二方郡に属していた用土村、古市村、新市村、七釜村、栃谷村、三谷村、戸田村、二日市村、福富村、対田村、久谷村、高末村、正法庵村、辺地村、藤尾村、境村の16の村が合併して、新たな村として発足しました。この合併によって、大庭村は地域の中心的な存在となりました。

1896年（明治29年）4月1日には、所属する郡が二方郡から美方郡に変更されました。この変更は、行政区画の整理によるもので、大庭村の行政運営に影響を与えました。

1912年（大正元年）10月1日には、城崎郡長井村の一部であった久斗山村を編入しました。この編入により、大庭村はさらに領域を拡大し、地域の多様性を増しました。

しかし、1954年（昭和29年）10月1日、大庭村は浜坂町、西浜村との合併により、その歴史に幕を閉じました。この合併により、新たな浜坂町が発足し、大庭村は消滅しました。

交通

大庭村には、鉄道と道路が通っていました。

鉄道路線

日本国有鉄道（現在のJR）山陰本線
久谷駅

道路

国道178号

これらの交通網は、大庭村と周辺地域との交流を支え、人々の生活や経済活動において重要な役割を果たしていました。

参考文献

角川日本地名大辞典 28 兵庫県

関連項目

* 兵庫県の廃止市町村一覧

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