大慈彌功

大慈彌功（おおじみ いさお）は、1956年5月4日生まれ、大分県宇佐市出身の元プロ野球選手。ポジションは捕手。引退後は、セントルイス・カージナルスの日本駐在スカウトとして、才能ある選手の発掘に尽力しています。

中津南高を経て、1975年のドラフト会議で指名を受けることなく、テスト生として太平洋クラブライオンズ（後の埼玉西武ライオンズ）に入団。しかし、一軍での出場機会を得られないまま、1979年シーズン限りで現役を引退しました。

引退後は地元企業に勤務するかたわら、渡英して英語を習得。その後、福岡ダイエーホークスのフロントスタッフや通訳、千葉ロッテマリーンズの通訳（1995年には、ボビー・バレンタイン監督の通訳を務めました）を歴任しました。

1997年、大慈彌氏はニューヨーク・メッツに環太平洋地域担当スカウトとして入団。新庄剛志や吉井理人など、NPBで実績のある選手を数多く獲得し、メッツの戦力強化に貢献しました。その後、環太平洋担当部長を歴任するなど、メッツの国際スカウト部門で重要な役割を果たしました。

2013年には、ロサンゼルス・ドジャースの日本担当スカウトに就任。さらに、2016年にはヒューストン・アストロズの環太平洋担当部長、2018年にはフィラデルフィア・フィリーズの環太平洋担当部長に就任するなど、MLBの様々な球団でスカウトとしてのキャリアを積みました。

また、フジテレビのMLB中継では解説者としても活躍し、その豊富な知識と経験に基づいた解説は、多くの野球ファンから支持を得ています。

詳細情報

年度別打撃成績：一軍公式戦出場なし
背番号：46 （1976年 - 1978年）、59 （1979年）

関連項目

大分県出身の人物一覧
埼玉西武ライオンズの選手一覧

もう一度検索