大明丘

大明丘（だいみょうがおか）

鹿児島市北部に位置する大明丘は、吉野台地に広がる新興住宅地です。この地域は、1960年代に鹿児島開発事業団によって開発された大明ヶ丘団地を起源としています。現在では、大明丘一丁目から大明丘三丁目までが存在し、全域で住居表示が実施されています。

地理

大明丘は、鹿児島市北部の吉野台地に位置し、周辺は吉野町、東坂元、坂元町と接しています。町域の西端には鹿児島市立大明丘小学校があり、市営住宅を中心とした住宅街が広がっています。大明ケ丘中央交差点を中心に、東西南北に住宅地が発展しており、計画的に整備された住宅地であることが伺えます。

河川

大明丘には以下の河川が流れています。

稲荷川
大石様川

これらの河川は、地域の自然環境を形成する上で重要な役割を果たしています。

歴史

大明ヶ丘団地の開発

大明丘は、もともと鹿児島市から委託を受けた鹿児島開発事業団によって開発された住宅団地です。1965年9月に着工し、同年10月25日に起工式が行われました。開発事業団の記録によれば、この団地の開発は、当時過疎地域として取り残されていた吉野地域の開発の突破口となることが期待されていました。同年12月から分譲が開始され、1970年には大明丘小学校が開校しました。

町丁の設置

1986年2月9日、大明ヶ丘団地の区域において住居表示が実施され、それに伴い町域の再編が行われました。吉野町の一部が「大明丘一丁目」、「大明丘二丁目」、「大明丘三丁目」として新たに設置され、同時にこれらの区域で住居表示が実施されました。これにより、大明丘は現在の形に整備されました。

人口

2020年4月1日現在、大明丘の人口は2,888人、世帯数は1,450世帯です。以下に、1995年以降の国勢調査による人口推移を示します。

（国勢調査データは省略）

施設

公共

大明ケ丘公民館

教育

鹿児島市立大明丘小学校
鹿児島小鳩幼稚園

郵便局

鹿児島大明丘郵便局

宗教

吉野キリストの教会

小・中学校の学区

大明丘の住民が市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りです。

（学区に関する情報は省略）

参考文献

南日本新聞『鹿児島市史Ⅳ』 4巻、鹿児島市、1990年3月15日
南日本新聞『鹿児島市史Ⅴ』 5巻、鹿児島市、2015年3月27日
南日本新聞開発センター『鹿児島開発事業団史 二十八年のあゆみ』鹿児島開発事業団、1993年

関連項目

* 日本の住宅団地一覧

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