大本眞基子

大本 眞基子 - 概要

大本眞基子（おおもと まきこ）は1973年2月1日生まれの日本の女性声優であり、岡山県倉敷市出身です。フリーランスとして活動しつつ、國學院大學の大学院に在学中です。彼女は声優業界で非常に多岐にわたる役柄を演じ、多くの人気作品に出演しています。

経歴

大本は就実高等学校を卒業後、嵯峨美術短期大学に入学しました。短大卒業後は、声優を目指して東京に上京し、青二塾に入塾。その後、青二塾東京校の14期を卒業し、青二プロダクションに所属。

初めての声優作品は1994年8月の『ストリートファイターII MOVIE』での電話の声役であり、これが声優デビューの瞬間でした。その後、1997年2月に『キューティーハニーF』の秋夏子役でテレビアニメ初のレギュラーキャラクターを演じ、1999年には大人気ゲーム『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』でカービィ役を担当します。さらに、同年4月に『コレクター・ユイ』で初主演を果たしました。

大本は2008年7月に青二プロダクションを退所し、以降はフリーとして活動しています。2009年に自費出版の絵本『ぼくの旅』を発表したり、2012年には朗読CD『ただひとつの息吹 -Only Breath-』をリリースするなど、声優以外の分野でも積極的に活動を行ってきました。また、2017年12月には埼玉県八潮市の応援大使に任命されています。2018年2月にはアトミックモンキーに所属し、2022年6月に同事務所を退所し、再びフリーで活動を開始。

役柄と特技

大本は天然キャラクターや知的な少年、天才少年を得意としており、『仰天人間バトシーラー』ではメインキャラクターを含む複数の役を演じ分けた経験もあります。『サイボーグクロちゃん』では、音響監督から低い声を引き出す指導を受け、幅広い声域を生かして演じています。特に声域の高いキャラクターであるカービィや、逆に低い役柄を担ったマタタビは、大本の名演が光る代表例です。印象深いキャラクターには『高橋留美子劇場 人魚の森』の真人と『陰陽大戦記』のウツホを挙げています。

趣味・嗜好

趣味にはイラストや美術館巡り、瞑想や歌などがあり、特技として書道八段や般若心経の暗唱もあります。また、旅行や文化に対する関心が強く、日本文化や精神性についての理解を深めるため國學院大學に入学しました。

彼女の好きな作家には中原中也や宮沢賢治、劇作家としては水木しげるのファンであり、俳優としては里見浩太郎やトム・ハンクスを尊敬しています。特に文学作品や音楽に対する嗜好は多方面にわたり、様々なジャンルの影響を受けているようです。

人間関係とエピソード

友人には同じく声優として活動する渡辺久美子や林原めぐみなど多彩な人々がおり、共演を通じた絆が彼女の活動に大きな影響を与えています。

大本は参加したイベントやプロジェクトを通じ、多くのファンや仲間との交流を深めてきました。特に声と声の直接的なコミュニケーションを大事にし、ファンとの関係構築を意識する姿勢を持っています。

結語

大本眞基子は、声優としての豊かな経験と柔軟な表現力を持つアーティストであり、多彩なキャラクターを演じることで多くの人々に支持されています。彼女の今後の活動にも、期待が寄せられています。

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