大本里佳

大本里佳 競泳選手の経歴

大本里佳（おおもと りか、1997年5月8日生まれ）は、日本の競泳選手で、主に個人メドレーと自由形の競技で活躍しています。京都府京都市出身で、全日本空輸（ANA）に所属しています。彼女の水泳キャリアは、早くから始まり、小学校から次第に全国大会での成績を残していく過程が印象的です。

水泳との出会いと初期の挑戦

大本は、生後1年の時に水泳を始め、イトマンスイミングスクール京都校に加わることで、水泳競技への道を歩み始めました。当初は平泳ぎを専門にしていましたが、コーチの助言により個人メドレーに転向。この決断が、彼女の運命を大きく変えることになります。彼女は小学校6年生の時、第32回全国JOCジュニアオリンピック春季水泳競技大会で11歳〜12歳女子個人メドレーで当時の学童記録を樹立し、一躍その名を知られることとなりました。

学生時代の成績と飛躍

立命館中学校・高等学校に通う中、大本は多くの全国大会で素晴らしい成績を収めました。中学校1年生ではジュニアパンパシフィック選手権に参加し、女子200m個人メドレーで2位入賞を果たし、次の年にはアジアエージグループ選手権で三種目制覇を達成。立命館高等学校に進むと、2014年と2015年のジャパンオープンで2年連続の優勝を達成し、その実力を証明しました。特に2014年のパンパシフィック水泳選手権では、シニア日本代表として出場し、200m個人メドレーで5位に入賞しました。

大学時代と国際大会

2016年に中央大学法学部に進学後の選考会では、オリンピック代表には選ばれませんでしたが、2017年には台北ユニバーシアード競技大会に出場し、女子4×200mフリーリレーで銅メダルを獲得しました。2019年には、第95回日本選手権水泳競技大会で自己ベストを更新し、世界水泳選手権の代表権を手にし、同大会では女子200m個人メドレーの決勝に進出し5位という成果を収めました。また、女子50m自由形でも優勝し、世界選手権のフリーリレーにも選抜されました。

東京オリンピックの挑戦

2020年には、大学を卒業した後、全日本空輸に入社し、2020東京オリンピックにも出場しました。400メートルリレーには、五十嵐千尋、池江璃花子、酒井夏海と共に出場しましたが、チームは決勝進出にあと一歩及びませんでした。大本にとって、オリンピック出場は大きな意味を持ち、今後の彼女のキャリアにも多大な影響を与えています。

結論

大本里佳は、若くして多くの成果を収めてきた競泳選手です。その競技人生を通じて、多くの人々に感動を与える存在となることが期待されています。将来の活躍にも注目が集まります。

もう一度検索