大橋勇雄

大橋勇雄（おおはし いさお）

プロフィール

大橋勇雄は、1945年1月2日に愛知県名古屋市で生まれ、2019年1月14日に逝去した日本の経済学者です。労働経済学を専門とし、その分野で多大な貢献をしました。名古屋大学で経済学博士号を取得後、筑波大学、名古屋大学、一橋大学、中央大学で教鞭を執り、多くの学生を育成しました。

学歴

1963年：名古屋市立菊里高等学校卒業
1968年：名古屋大学経済学部卒業
1970年：名古屋大学大学院経済学研究科修士課程修了
1973年：名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
1979年：名古屋大学より経済学博士の学位を取得

職歴

1976年：名古屋市立大学経済学部助教授
1979年：ハーバード大学経済学部フルブライト研究員
1980年：筑波大学社会工学系助教授
1983年：名古屋大学経済学部助教授
1990年：名古屋大学経済学部教授
1996年：名古屋大学経済学部長
1999年：一橋大学大学院経済学研究科教授
2008年：一橋大学定年退職、中央大学大学院戦略経営研究科教授、一橋大学名誉教授
2015年：中央大学定年退職、中央大学ビジネススクールフェロー

研究内容

大橋勇雄は、労働経済学の分野で幅広い研究を行い、その成果は数多くの論文や著書として発表されています。特に、労働市場の理論や労働需要の経済学、内部労働市場、インセンティブと雇用に関する研究に力を注ぎました。これらの研究は、日本の労働市場の現状を分析し、より良い労働環境を構築するための重要な基礎となっています。

受賞・学会活動

日経・経済図書文化賞（著書「労働市場の理論」に対して）
日本経済学会常任理事（第7期、1987年-1990年）
厚生労働省労働政策審議会委員（2007年-2013年）

主な著作

『労働市場の理論』（東洋経済新報社）- 第33回日経・経済図書文化賞受賞
『労働需要の経済学』（ミネルヴァ書房）- 「叢書・働くということ」第2巻、編著
『労働経済学』（有斐閣）- 荒井一博・中馬宏之・西島益幸との共著
『人と組織の経済学・入門』（JICC出版局）- 猪木武徳との共著
『労働市場の経済学―働き方の未来を考えるために―』（有斐閣）- 中村二朗との共著
* "Internal Labour Markets, Incentives and Employment" (Palgrave Macmillan, 1998年) - Isao Ohashi and Toshiaki Tachibanaki (共編著)

外部リンク

外部リンク

大橋勇雄は、その卓越した研究業績と教育活動を通じて、日本の経済学界に多大な貢献をした人物として、今も多くの人々に尊敬されています。

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